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1548:はこ

2012/02/27 (Mon) 20:50

※このSSをマンガ化したものはこちら※


近頃世間では、”ゆっくりいぢめ”というものが流行っているらしい。
いぢめ、と言っても、それはあくまで流行りを作り出すために言葉を濁しただけであって、
実際は、ひどいものなら虐待・殺害行為そのものであった。
しかし流行りというものは恐ろしいもので、あるものは口コミで、あるものはテレビ、新聞などのメディアに踊らされ、
私の回りでは、皆”いぢめ用”のゆっくりというものを家に飼っている。
なんでも、お昼のお茶の間番組曰く、ゆっくりいぢめは、ストレス解消に大変効果があるらしい。
深夜の通販番組などでは、ゆっくりいぢめがダイエットに効果的だと謳っている時もある、何を言っているのやら。


…かくいう私も、一般的な小市民である。
流行りに乗ってみようといった気持ちが無かった訳ではないが、
日々のストレスのはけ口に困り、かつ親しい友人もあまりいない私である、興味を持ってみてもいいではないか。
ただ単純に興味のみで、生き物の命を蔑ろにするような行為をしても良いものか、とも思ったが、
日本人とは恐ろしいもので、皆が生き生きと今日のいぢめの内容で盛り上がっているのを見聞きすると、
なんだ、そんなもんなのか、と軽く思ってしまったりもする。


しかし、実際にゆっくりいぢめ専門グッズショップに行く勇気はなかったので、
私はインターネットの通販サイトでセール品でお手頃な価格だったものを一つ購入してみることにした。
今ならキャンペーン期間中で、いぢめ用のゆっくりが一匹ついてくるらしい。


荷物到着当日、いったいどのような形で郵送されてくるのか気になったが、何のことはない、
グッズはダンボールで、ゆっくりはチルドパックで送られてきた、生き物なのかそうでないのかわからないやつだ。
私はまず購入したグッズを開封して中身をチェックする、どうやら誤配や欠損などはないらしい。


今回私が購入したのは、『しあわせのはこ』という商品名で、なんでも
”中に入ったゆっくりの幸せ度合を感知して天井が下がっていき、設定した幸せ度合に達した時点で中のゆっくりがつぶれる”
というものらしい、なかなかに悪趣味である。
縦長の透明な箱に、小さな機械が取り付けられ、それによって天井が下がる仕組みになっている。
箱の側面には空気用の穴と、中からは開かないゆっくりの出入り口、そして餌を与える小窓がついていた。
本当にこんなものでストレス解消になるのだろうか、と思ったが、やはりやってみるのが一番だろう。


商品の箱を開けると、中には『しあわせのはこ』の元になるであろうパーツ類と、
柔らかい素材でできた中にいれるゆっくり用の生活道具が入っていた。
おそらくこれは、ゆっくりが死ぬほど天井が下がったときに、生活道具が天井の稼働の邪魔をしないようにだろう。
私は『しあわせのはこ』を組み立て終わると、チルドパックの発泡スチロールの箱を開けた。
すると中には、たっぷり詰まった梱包材に埋まって幸せそうに寝息を立てている一匹のゆっくりがいた。
黒い髪の毛に真赤なリボン、どうやら”ゆっくりれいむ”という品種らしい。
大きさはちょうど野球ボール程度で、成体ではないらしい。
箱を開けて少しすると、れいむはぷるぷると身体を震わせて、パチリと目を開け
「ゆっくりしていってね!」
と、元気よく挨拶をした。
「ゆっくりしていってね」
私はその挨拶に、返事をしてやった。
するとれいむはにっこりとほほ笑んで、ゆ~ゆ~♪と楽しそうに体を揺らし始めた。


なんだ、可愛いじゃないか。
それが私の素直なれいむへの第一印象だった。
私は本当にこいつを殺すことが出来るんだろうか…
脳裏にそんな疑問がよぎる。


大丈夫、皆やってることじゃないか、ゆっくりなんて勝手にぽこぽこ増えて、
自由気ままに生きて、時には害獣になるような生物らしい。
それにこいつは、”いぢめ用ゆっくり”だ、いじめ殺されるために生まれ、そのために死んでいくのだ。
こいつが死ねば私の日々のストレスがすっきりするのだ、
そのために私は安かったとはいえ自腹を切ってあのはことこいつを買ったのだ。
私は自分にそう言い聞かせて、れいむにそっと手を伸ばした。


「ゆゆっ、おねーしゃんのおてて、あったかいね!すーりすーり!」
するとどうだろう、れいむはこれから自分の身に起こることを全く知らないのだろう、
無邪気に私の指にほほを寄せ、すりすりと頬ずりを始めてしまった。
私の中の良心が、チクリと痛む。
決心が鈍ってしまわないうちに、私はれいむをすくいあげて、箱の前にそっと置いた。
そして箱の入口を開けてれいむを中に導く。
箱の中には、商品についていた小さなクッションや、柔らかいおもちゃ等が入っており、
ゆっくりには魅力的な場所になっていたのだろう。
れいむは入口が空くと、目をきらきらとさせて、
「しゅごーい!ここをれいむのゆっくりぷれいすにするよ!」
と、元気よく中に入り、お家宣言をした。
ここまでは箱の中に入っているマニュアル通りだ。
”セッティングを正しく行い、ゆっくりを入れましょう、ゆっくりは中に入り、お家宣言をします”
こうも行動を正確に予言されてしまう生き物っていうのも、どうなのだろう。
私はマニュアルを読みながら、出入り口を締め、箱に備え付けられている小さな機械をいじり、
電源を入れる、最初に設定することになる幸せ度合は、なるべく高いものにした。


「むーちゃむーちゃ、しあわせぇ~!ゆ~んゆんゆ~ん♪」
れいむは早速、餌箱に入っているフードを食べ、幸せを感じているようだ。
箱の天井がゆっくりと下がっていく。
けれどれいむはまだそのことに気づいていない、天井はまだれいむの体長の5倍程度の位置にあった。
れいむが幸せな時間を感じるごとに、れいむの命の残り時間は確実に削れていく。




私は、そのれいむが入った箱をオブジェのようなものだと思うことにして、日常生活を送ることにした。
餌箱には、たくさんのフードと水を入れておいた、しばらくは持つだろう。
これだけゆっくりと降下するように設定しておけば、少々目を離した程度では、
見ていない間につぶれていた、ということはないと思う。
けれどれいむは勝手に一人で幸せを感じる…いわゆる、ゆっくりしているというやつのようで、
少しづつではあるが、確実に天井が下がっていくのがわかる。
一抹の不安を抱えながら、私は部屋着から着替え、仕事に出かけることにした。






仕事を片づけて、急いで家に戻ると、なんと天井はれいむの頭の上すれすれまで来ていた。
なんと幸せな生き物なんだろう、どの程度の幸せを感じると天井がこうなるのかは、体験した本人にしかわからないだろう。
しかし、半日少々放置した程度で一匹で勝手にこんなに幸せを感じれるというのは、
まさに脳みそお花畑という状態に他ならないだろう。
私は今日も仕事疲れに、嫌味な上司のいやがらせでストレスが溜まってしまったというのに。
このお天気な生き物が苦しむ姿を見たら、さぞスカッとするだろう。
今の私は、そんな気分になっていた。


「おねーしゃん!ゆっくりおかえりなさい!」
れいむは私の足音に気づくと、あほ面まるだしで眠っていたクッションから体を起こし、私に笑顔を振りまく。
「ゆゆ~ん、れいむのゆっくりぷれいすが、なんだかせませまさんになってきたよぅ」
今まで気づいていなかったのだろうか、そんな悠長なことを言っていた。
私の顔を見て、何故かまた幸せを感じたらしく、ゆっくりと天井が下がっていく。
天井はついにれいむの体長の高さより低くなり、私の目の前でゆっくりとれいむが縦方向につぶれていった。
「ゆゆ!どうしてちゅぶりぇるの!?れいむ、ゆっくりできないよ…」
れいむが悲しそうにぼろぼろと涙を流す、すると今まで下がる一方だった天井が、少しだけ上方向に移動した。
幸せ”度合”と記載されていたのは、つまりそういうことだったのだ。
不幸を感じると天井がせりあがる仕掛けらしい、たしかにこうでもしなければ、最高設定でもこれなのだ、
この中に入れられたゆっくりなど、あっという間に圧死してしまうだろう。
「ゆゆっ!すこしひろくなっちゃね!ゆっくりゆっくり!」
れいむが喜びを体をくねらせて表現すると、また少し天井が下がって、れいむの頭の上に乗っかった。
そしてれいむが、嘆き悲しみ、天井がゆっくりと上に上る。
以降れいむはしばらくこれを繰り返していた。
本人はこのシステムに気づいてはいないのだろう。
そろそろ天井が上下していることに気づき、どういう状況になると圧迫されていくのか理解してもよさそうなものである。
しかしれいむは一々、天井が下がってくると狭くなった、つぶれちゃうと泣き、天井が上がると、ゆっくり出来ると歓喜した。
それをずっと眺めているのはなんだか馬鹿馬鹿しく思えてしまったので、私は疲れた体を癒すために風呂に入ることにした。




風呂からあがると、箱の天井はれいむが通常時の半分くらいの高さになるまで下がってしまっていた。
しかし今度は、天井が上昇する気配はない。
私はその様子を不審に思い、寝間着に着替えてかられいむに近寄った。
「おね…しゃん…」
れいむはつぶれた体に圧迫されて開ききらない目で、私を見つめてきた。
「れい…む、おねーしゃんのおかげで…とっても、ゆっくり…できたよ…」
れいむが言葉を紡ぐごとに、また天井がぐぐっと下がる。
「なにをいっているの?」
私は戸惑った、実際私はれいむに何かしてやった覚えはない、ただ好奇心でれいむを買い、
殺すために箱の中に入れた、それだけだ。
「ゆっくりできる…ゆっくりぷれいすをもらって………ごはんもむーしゃむー…しゃ…して…」
ぐ…ぐぐ…天井がゆっくりとれいむの体を押しつぶしていく。
元の体長の3分の1位の高さまでつぶれてしまったれいむの体には、
ところどころに亀裂が入り、どろりとした黒い塊があふれ出てきていた。
けれど、れいむは”幸せを感じる”ことをやめなかった。
「おうたもうたって…ふかふか…しゃんで…ゆっくりして…」
天井は止まらない。


なぜこいつはこんなことを言っているんだろう。
私はこいつの命を奪おうとしているのだ、憎まれて当然なのに、なぜ。
さっきまで天井が下がってきたら不幸を感じていたのに、今は圧死寸前にもかかわらず、
なぜ私に感謝を述べ、なぜ”幸せを感じている”のだろう。


「れいむは…もうしんじゃうかもしれないけど……」
天井はなおも下がり続け、れいむは圧迫され続ける。
れいむは息も絶え絶えで、けれど私に向って、その小さな言葉をぶつけ続けた。
「さいごに…もういっかい……すーりすーり…しちゃか…」
「もういい!」
ぐいぐいと私の胸が締め付けられる。
私は急いでドアをこじ開けてれいむを取り出そうとした、けれどもうそこは狭すぎて、
私の手ではれいむを取り出すことは出来なかった。
「はやくこっちに出ておいで!」
もうつぶれ過ぎて目もろくに見えていないのだろう、れいむは私の声のする方に向ってずりずりと力無く移動を始める。
「おねーしゃん…いままで…」
その間も天井はぐいぐいとれいむに死を押しつけていく。
天井を止める方法はないかと、私は備え付けてある機械を操作した。
けれど操作方法が分からない、気が動転してしまって、機械の操作もうまくいかなかった。
「ありが…ちょ…」


ぶちゅり


小さな音が私の耳に響き渡る。
どろり…とれいむの中身が、箱の入口から漏れ出した。
「あ…あぁ…」
私は足の力が抜けて、ぺたりとその場に尻もちをついてしまった。



うそつきだ、皆皆うそつきじゃないか。
何がストレス解消だ、なにがスカっとするだ。
こんなにいい子が目の前で無慈悲に死んでしまった。
機械がやったんじゃない、この子を殺したのは私だ。
後に残ったのは、ただただ後悔だけだった。


いつの間にか私は、声を出して泣いていた。






後日、パソコンのメーラーに、あの『しあわせのはこ』を買ったサイトから、謝罪のメールが届いていた。
なんでも、キャンペーン用のゆっくりの一部に、
”いぢめ用ゆっくり”ではなく”愛玩用ゆっくり”が混入していたというのだ。
恐らくあのれいむはその”愛玩用ゆっくり”というやつだったのだろう。
後で調べて分かったことだが、”いぢめ用ゆっくり”は特殊加工された
人間に嫌悪感を誘うような言葉を吐き散らかしたりするようなゆっくりで、殺しても良心が痛まない、のだそうだ。


本当にそうだろうか、それは分らないが、少なくとも私はもう二度とゆっくりを虐める気にはなれなかった。
私はあのあとすぐに、庭の隅っこに簡単ではあるが、れいむの墓を作った。
あの墓の下でれいむは幸せに眠ってくれているだろうか。
れいむは気づいていなかったのかもしれないが、自分を殺した張本人に弔われて、本当によかったのだろうか。
けれど私にはそれ以外の償いが思いつかなかった。



『しあわせのはこ』は、家に届いた段ボールの中にしまい、押入れの奥にしまってある。
あの箱が再びゆっくりの幸せを吸い取ることは、おそらく二度とない。



終わり。








どうも、ばや汁です、なんだか後味の悪い話で申し訳ないです。
職場でぼーっとしてたら思いつきました、思いついたら書きたくなっちゃうんです。


D.Oさん一周年おめでとうございます!
記念SSをUPしたいなぁと思ってはいるんですが、間に合うかしら…



ばや汁でした。




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