FC2ブログ
TAG index

プロフィール

kubota.K

Author:kubota.K
~サイト概要~

2chのスレやゆっくりスレ、話題の記事ややる夫AAシリーズ等、気になった記事を総合的にまとめるサイトです!

よろしくお願いします!

about

『BuZZ Plus News』
バズプラスニュース

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

やる夫でドラクエ6(完結) (37)
ゆっくりいじめSS・イラスト ※残虐描写注意! (966)
ゆっくり愛でSS・イラスト (662)
やる夫でGPM(完結) (46)
やる夫が遺跡を守るようです(完結) (57)
実装石虐待系作品 (119)
やる夫がヒットマンになるようです(完結) (15)
やる夫が3つの珠を探すようです(完結) (26)
やる夫はリィンバウムに召喚されたようです(サモンナイト) (53)
やる夫がヴァレリアを平和にするようです (7)
やる夫は人気作者になりたいようです (2)
【クマー】二人の秘密【澪】(完結) (4)
やる夫が大破壊後を生き抜くようです(メタルマックス・第一部完) (11)
やる夫達は文化祭でバンドるようです(完結) (27)
やる夫達は広島でB級グルメを食べ尽くすようです(完結) (13)
やる夫とやらない夫で月旅行に行こう(完結) (18)
やる夫とやらない夫と漫画家シリーズ(完結) (12)
やらない子の周りは中2病患者(完結) (12)
【DTB】 契約者やらない夫  ―荒野の春紫苑― 【オリジナル】 (6)
DIOえもん(完結) (6)
そっきょうたんぺんすれ(完結) (8)
風魔のやる夫 (5)
東京が死んで、やる夫が生まれた(真・女神転生Ⅲ) (14)
ファイやる夫ムブレム(再録) (16)
やる夫が囲碁の幽霊に会うようです (3)
やる夫は誰かを助けるのに理由はいらないだそうです(FF9) (17)
やる夫たちの周りには愛が満ち溢れているようです (3)
やる夫の屍を越えてゆけ(俺の屍を超えてゆけ) (6)
その他やる夫短編 (58)
スレまとめ(事件) (1)
スレまとめ(ニュース) (36)
スレまとめ(趣味) (82)
SS (21)
しぃ系AA作品(虐待・虐殺) ※残虐描写注意! (88)
南ことり (21)
のんたぬ (0)
雑多 (1983)
管理人からのお知らせ (11)
未分類 (18)
う虐 (2)








検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

QRコード

QRコード

2135:楽しいおうち拡張

2012/10/25 (Thu) 20:02
小さな森の、やや奥に入ったところに生えている1本の大木。
その根元には、不自然に大きく掘られた穴がある。
それは、とあるゆっくり一家の住む、小さな小さなおうちであった。

今日もそのおうちの中には、自称森のアイドル、まりさの美声が響き渡っていた。

「♪~せかいさんだ~って~、たいようさんだ~って~、にんげんさんだ~って~、
みんなみんな~、まりさのために~そんざいしてる~ん~だ~♪」
(曲:てのひらをたいように)

「ちゅっきりっ!ちゅっきり!」
「おにぇぢゃん、やべぢぇぇぇえ!」
「おかーしゃんのうたは、とってもときゃいはにぇ!ちゅっきり!」
「ま、まりしゃ、ぢゅっぎりぢだぐ…」
「ありしゅも、おかーしゃんみたいな、ゆっくちしたゆっくちとしゅっきりしちゃいわ!ちゅっきり!」
「ぢゅっぎりぃ…まりしゃ…もっぢょ…ゆっぐぢ…」

その歌を聞きながら、まりさのおちびちゃん達も歓声をあげている。

「ゆふふ。まりさのおちびちゃんたち、きょうもゆっくりしてるね!まりさ、こそだてじょうずでごめんね!」

10日ばかり前に、まりさが流れ者のれいぱーありすに襲われて授かったおちびちゃん達が、
元気いっぱいに生まれ落ちてから、早一週間。
一週間前にはまりさ種とありす種がそれぞれ8匹づついたおちびちゃん達は、
つい先ほど最後の赤まりさがすっきり死したことで赤ありすばかり8匹となってしまったが、
それでも賑やかさは一週間前と変わることなく、いや、むしろさらに騒々しくなっていた。



「ときゃいは!ときゃいは!」
「ゆふふ、だめだよ、おちびちゃん。まだべっどさんからでたら、ゆっくりできなくなっちゃうよ」
「ゆちぃ!ゆちぃぃいい!」
「はいはい、おちびちゃん。いないいな~い…とかいは~!」
「ゆっくちぃ~!」

赤ありす達は一週間で生まれ落ちた時の倍以上の大きさにまで成長したものの、
未だ、まりさが枯れ草で編んだ小さなベッドの中から這い出すのがやっとというほど幼い。
しかし逆に言えば、生まれた時から使っている小鳥の巣程度のベッドからは、這いだせる程度に成長していた。
これは、人間で言えばハイハイを憶えたくらいの時期と思ってもらえればいいだろう。

「ゆぅん!げんきいっぱいなのはゆっくりできるけど、このおうちじゃゆっくりできなくなってきたね…」

赤ゆっくりは、このくらいの時期から、おうちの外へデビューできるようになるまでの期間、
おうちの中を運動場として所狭しと跳ねまわり、体を鍛え、ケガして死に、まれに立派に成長していく。
そのため赤ゆっくりを新たに授かったゆっくり夫婦は、おちびちゃん達が生まれる前に、
成体ゆっくり数匹がすっぽり収まれるほどの大きさにまでおうちを拡張しておくのが通例であった。

しかし、まりさは突然現れたれいぱーと熱い一夜を過ごした末ににんっしんした。
まりさのおうちは成体ゆっくり2匹が入ればパンパンというほど小さなものであった。
(独身ゆっくりならば十分なサイズであったが)
今のおちびちゃん用ベッドも十分な大きさを持っておらず、おうちのサイズに合わせたというのが実情であった。
だが、そろそろ本当におうちを拡張しないと、生活に支障が出てくるのは目に見えていた。



「だから、きょうはおちびちゃんたちのために、おうちをりっふぉーむするよ!ゆっくりしていってね!」



*******************************



「ゆんせっ!ゆいしょっ!ゆっく、ゆっく!」
「「「おかーしゃん、がんばっちぇ~!」」」

おうち拡張は、基本的にはおうちを一から作るのと同じ手順になる。
つまり、今あるおうちの壁の土を掘り崩し、今より大きなものに作り直すのだ。
まりさは口にくわえた木の棒で壁を崩し、掘った土を外に放り出し、慎重かつ大胆におうちを広げていく。

おちびちゃん達は、干草ベッドごとおうちの出入り口のすぐ外に運び出され、そこから声援を送っていた。
おちびちゃん達の方は、おうちの外という危険地帯に運び出された状況を親のまりさ以上に理解しておらず、
初めて見るお外の様子に、いつも以上に楽しげであった。
親子ともども、普段外敵らしきものにも出会わないこの森で育ったため、
油断しきっていたのであろう。
それは、野生生物にあるまじきのん気さであった。



ザックザックザックザック…

バサッバサッ!

ドサドサッ!

ゆんやぁぁぁぁ…

バサッ!

ゆぴぃぃぃぃ…

……

「ゆゆっ!?おちびちゃんたちのひめいがきこえたよ!?」

まもなく、顔中汗と泥だらけになって作業していたまりさの耳(?)に、
土を掘る音にかき消されながらも、確かにおちびちゃん達の泣き声が届いた。
それはまりさの目の届かない所にいるおちびちゃん達が、
とてもゆっくりできない状況に置かれた可能性を示していた。

「ゆ…ゆわわわ、ゆっくりしてね!ゆっくりしてねぇぇえ!」

木の棒を武器のように咥え直したまりさが、おうちから勢いよく飛び出したとき、
その目に飛び込んできたのは、予想外の光景だった。



『あ、やば。見つかっちゃった』

そこには森の中ではめったに出会わない生き物…人間さんと、

「「「ゆぴ…うめにゃいで…くるちぃ…ゆ…」」」

ベッドごと、山盛りの土に、ほとんど生き埋めにされかけているおちびちゃん達がいた。



「ゆわっぁああああああ!?おねえざん!なにじでるのぉぉおおおお!?」

まりさは怒りやら驚愕やらでワケがわからなくなりながらも、
土に埋まってもぞもぞと動くおちびちゃん達の方に勢いよく駆けつけ、
5分ばかりかけて土の中からおちびちゃん達を掘り出した。
みんな苦しそうに咳をしていたが、何とか命に別状はなかった。

「おきゃぁしゃ…げぴゅ…ゆっぐぢぃ…」
「おちびちゃん、ゆっくりしてね!ゆっくりしてね!」
「ゆくちぃ…」

とりあえずおちびちゃん達が無事であったことを確認した後、
まりさはこの救出劇をずっと観客のように、底抜けに楽しそうな笑顔で
見守っていた人間さんをキッ!と睨みつけ、怒鳴りつけた。

「おねーさん!おちびちゃんたちになんてことするの!ゆっくりできなくなったらどうするの!ばかなの!?」

だが、それに対する人間さんの返事は、実に冷静で、予想外なものだった。



『いや、私は、あなたがおちびちゃん達に土ぶっかけてるの観察してただけだけど』
「……ゆ?」
『おうちの中から土、勢いよくぶっかけてたでしょ?』
「な、なにわけのわからないこといってるのぉぉおお!?まりさがそんなことするはずないでしょぉぉおお!?」
「「「おきゃーしゃん…ゆっくちひどいわ…」」」
「じじつむこんだよ!おねーさんがおちびちゃんたちにいじわるしたんでしょ!?うそつきはゆっくりできないよ!」
『ええ~?そんなこと、私しないよ』

ちなみに、お姉さんの言ってる事の方が事実である。
真相は、まりさがおうちの中を掘り、外に放り出していた土が、
おうちの入り口付近で声援を送っていたおちびちゃん達の上に、ジャストミートしていただけであった。



『ふふふ、私はゆっくりに危害なんてくわえないわ。
私は観察お姉さん。ゆっくりが勝手に苦しむところを、そっと見守るのが大好きな人間さんなのよ!』
「なにいってるのか、ゆっくりりかいできないよ!」
『いいのいいの。あなたは私なんて気にせず過ごしてくれればいいのよ。私はここで見てるから』
「ゆぅ~…へんなにんげんさんは、ゆっくりできないよ・・・」

まりさには、人間さん…観察お姉さんの言っていることがさっぱり理解できなかった。



「ゆぅ…と、とにかく、おねーさんは、まりさのみりょくにとりつかれちゃったんだね…
ゆっくりしすぎてるのもつみだね…」
『うん、そうね。あなた稀に見る素晴らしいゆっくりっぷりよ』
「ゆぅ。それほどでもあるよ……ゆ?おちびちゃんは?」

ふと気がつくと、まりさが観察お姉さんと話し込んで目を離したスキに、おちびちゃんの姿が消えていた。

『ああ、おちびちゃん達?全員、そこの坂コロコロ転がっていっちゃったけど』
「ゆ?」

観察お姉さんの視線、1メートルほど先には、ちょっとした緩やかな坂があった。
そしてその時、坂の下から「ときゃいはぁぁぁああ!」というおちびちゃんの声が響いた。

「ど、どうぢでいっでぐれないのぉぉおおおお!?」
『いや、私観察お姉さんだし』

坂を転がり落ちるようにしておちびちゃん達のところに駆けつけたまりさの目に飛び込んできたのは、
坂を転がり擦り傷だらけになったおちびちゃん達が、カスタードの匂いを周囲に撒き散らした結果、
アリに群がられてゴマ団子のような姿になってしまった光景だった。

「やめてね!ありさんはおちびちゃんたちをたべないでね!ゆっくりしんでね!」

ぺーろぺーろ!ぺーろぺーろ!

アリィ!アリィィ!

まりさは舌で、赤ありす達の体に喰らいつくアリ達を舐め取っていった。
さすがの屈強なアリ達も、断末魔の悲鳴をあげて、まりさの口の中へと命を散らしていった。
何とか救援は間に合った。

「おきゃぁしゃ…ゆんやぁぁぁ…」
「ありしゃん、とってもいなきゃものだったわ…」
「ごめんね、おちびちゃんたち、ごべんねぇぇ」
『あははは。すっごい、ゴマ団子みたいだったねー。もう一回やって見せてよ~』
「なにいっでるのぉぉおお!?」

観察お姉さんは、少し残念そうな顔をした。



*******************************



「おねーさん!べつにみててもいいけど、まりさのびぼうをたんのうするんだから、すこしてつだってね!」
『え?え~?』
「とーかこうかんだよ!もんくいうなら、おねーさんをおいはらってもいいんだよ!ぷく~だよ!」
『え~…ん~。まあいいか。実は私の姿見せちゃってる時点で観察失敗だし』

お姉さんは渋々納得した。

まりさが観察お姉さんに頼んだのは、おちびちゃん達の見張りだった。

「おちびちゃんたちがありさんとかにおそわれないように、まもってあげててね!」
『悪い虫が来たら、追い払えばいいのね。了解』
「れみりゃとかがきてもおいはらうんだよ!むしさんだけじゃないよ!」
『…チッ…』
「なんで、したうちしてるのぉぉおお!?」

実におめでたい話だったが、まりさは観察お姉さんにおちびちゃん達を守らせることにしたのである。
常識的に考えて、人間に赤ゆっくりをあずけるなど、なぶり殺して下さいと言っているようなものなのだが、
まりさにとっても幸運なことに、観察お姉さんは自分の手を汚すタイプではなく、
あと一応、約束は守るタイプの人間さんだった。
約束しなかったことは絶対しないタイプの人間さんだったが。

人間さんの強さについては、森育ちのまりさにも言い伝えられている話であり、
その人間さんがおちびちゃん達を守ってくれるのであれば、まりさは安心しておうち拡張ができる。
そして観察お姉さんはまりさの雄姿を見て、ゆっくりした気持ちになれる。
WIN-WINの関係というヤツであった。



それから数時間、まりさは甘い香りの汗を流しながら、懸命に土を掘り、
おうちの出入り口から土を放りだし、掘った部分をほっぺで押し固めては、また掘り続けた。

そしてお姉さんは、赤ありす達の

「ゆんやぁ~、おなかすいちゃぁぁあ!」
「むーちゃむーちゃしちゃいわぁぁあ!」
「ときゃいはなごはんちょうだいにぇぇ!」

などという声を聞き流しつつ、赤ありす達の全身の擦り傷に群がるアリ達を、
人差し指でぺちぺちと弾いて追い払っていた。
一応まりさが放りだす土を浴びたりしないように、赤ありす達とそのベッドは、
観察お姉さんがおうちの出入り口から数メートル離れた場所に移動させていた。



そして5時間後。

「ゆふぅ。ようやくゆっくりしたひろさになってきたよぉ。おちびちゃんまっててね…ゆ?」

おうちに中は成体ゆっくり3匹が並んで眠れるほどに広くなり、そして、
……おうちの出入り口は、土で完全に埋まってしまっていた。



「ゆっびゃぁぁああああ!だぢでぇぇええ!だずげでぇぇぇぇええ!」
『あらあら。すごい。完全に埋まっちゃってるわ~』
「なにいっでるのぉぉおお!ゆゆっ!?おねーさん、さてはまりさをいきうめにするきだね!ゆっくりやべでね!」
『いや、入り口埋めたのまりさでしょ』
「なにいっでるの!?ゆっぐぢりがいでぎないよ!ゆっぐぢだずげでね!」

例によって、おうちの出入り口を土で塞いだのはまりさ自身であった。
おうちの中から放りだした土の山が崩れ、おうちの出入り口を塞いでしまったのである。

『でもなぁ。面白いし』
「おぼぢろぐないぃぃぃいいいい!!」

結局観察お姉さんも、土がもぞもぞ動いてまりさの泣き声が聞こえるだけでは飽きてしまったようで、
おうちの出入り口を掘ってまりさを助け出してくれた。
まりさは観察お姉さんがどうしてこんなイジワルをするのか理解できなかったが、
一応助けてはくれたので今回のところは我慢したのだった。



ともあれ、おうちの拡張は一番大変な居間の拡張作業も終わり、
あとは食料貯蔵スペースの拡張と壁全体を滑らかに仕上げる作業程度で終わりである。
せいぜいこれまでかかった時間の半分程度もあれば、作業は終わるだろう。
そうしたら、放っておきっぱなしになってしまっているおちびちゃん達に、
広くなり、とってもゆっくりできるようになったおうちを見せてあげることができるだろう。

『ところでね、まりさ』
「ゆふぅ。なに?おねーさん」
『おちびちゃん達、さっきまですごい泣いてたけど』
「ゆぅ…でも、りっふぉーむのとちゅうでよるになっちゃったらたいへんだし…おちびちゃん…」
『まあ、私は観察お姉さんだから、まりさが好きにすればいいけど』

まりさは、おうちから離れた場所で観察お姉さんに守られているおちびちゃん達を、遠目に眺める。
先ほどまでは土を掘る音に混ざって、おちびちゃん達の泣き声も聞こえてきていたが、
今では泣き疲れて寝てしまったのか、静かなものだった。

かわいそうではあったが、これもゆっくりしたおうちで、家族みんなでゆっくりするためだった。
作業は大急ぎで片づけなければならない。おちびちゃんと遊んでいる時間はなかった。

さあ、もう一息。
まりさはおうちの中にあんよを向け、作業を再開した。



*******************************



「ゆんっ!ごはんをはこびだすよ!ゆっく!ゆっく!」
「ゆっ!たからものをはこぶよ!ゆんせ!ゆんせ!」
「ゆんしょ!てーぶるさんをどかすよ!ゆっせ、ゆっせ!」

まりさは、おうちの中にある大事な食料や宝物のキレイな石、テーブル代わりの木の葉や平たい石を、
おうちの出入り口のすぐ外へとどかしていく。
そして、すっかり空っぽになった貯蔵スペースを、拡張するために壁を掘り進んでいった。
こうすることで、おちびちゃん達の成長記録でもある、思い出の品の数々を貯め込んでいけるのである。



ザックザックザックザック…

バサッバサッ!

ドサドサッ!

「どうぢでごはんさんに、つちさんがかかってるのぉぉおおお!?」
『だから自分で…』

しばらく土を掘り、外に放り出す作業に熱中していた所、
またしても観察お姉さんのイジワルが襲いかかった(いや、まりさだけがそう思い込んでいた)。
まりさ達の大事な貯蔵食糧や宝物の上に土がかぶせられていた。

「おねーさん!いいかげんにしてね!まりさおこるよ!ぷくー!!」
『しょうがないな、まったく。はい、甘いカスタードキャンディあげるから、許してね』

プチプチプチ!

「ユチィ…アリシュノカチューシャサン…カミノケシャン、カエシチェ…タベニャイデ…」
「むーしゃむーしゃ、しあわせー!しょうがないね、こんどだけだよ!」

さすがに観察お姉さん。ゆっくりの怒りの鎮め方は心得ていた。

『ところでおちびちゃんの事だけど』
「ゆぅ、いまはねかせておいてあげてね。おうちができたら、たくさんゆっくりさせてあげるよ」
『…まあいいけど』



*******************************



そして…



総工事時間7時間。

ついに、まりさのおうちリフォーム大作戦は完了した。



「ゆふん!なんということでしょう!まりさのせまくるしかったおうちが、たくみのてによって」
『はいはい、ゆっくりゆっくり』
「まりさのたくみのしごとだよ!ゆっくりききたくないの!」
『はいはい。なんと言う事でしょう。おうちの広さは大体元の3倍、平均的なゆっくりのおうちサイズに。
食料庫も大人のまりさ10匹で冬を越せるくらいの食料が貯めこめる無駄に大きなものになりましたっと』
「いいかたがそらぞらしいよ!ゆっくりけいいをはらってね!ぜんりょくでいいよ!」
『私はいいからおちびちゃんにでも見せてあげれば?待ってるんじゃない?』
「……ゆゆっ!そうだったよ!おちびちゃん!ゆっくりまたせてごめんね!」

観察お姉さんに促され、まりさは赤ありす達の元へと走っていった。

そうなのだ。
まりさの苦労は、流した汗は、別に観察お姉さんに自慢するためのものではなかった。
まりさのゆっくりしたおちびちゃん達が、これからゆっくりした時間を過ごし、
少しづつ成長し、喜びを共有していく。
そんなゆっくりした歴史を刻んでいくおうちを、まりさは造っていたのだ。



「おちびちゃん…おちびちゃん、ゆっくりおきてね!ゆっくりしたおうちをみせてあげるよ!」

……。

「ゆ?おちびちゃん?」

………。

「おちびちゃん?ゆっくりおきてね。……?」

…………。

まりさが、ベッドの中に横たわる赤ありすの一匹にそっと頬を当てると、
赤ありすは、力無くコロリとベッドの奥に転がった。
まりさが他の赤ありすに舌を延ばし、体を揺すっても、返事は返ってこなかった。

まりさのおちびちゃん達は、ベッドに横たわったまま、静かにその温もりを、
永遠に失っていた。



「どうぢだの!?おへんじしてね!おかーさんに、ゆっぐぢいじわるしないでね!」

赤ありす達は、すーりすーりすると、ぷにぷにとしたこれまでと同じ弾力を返した。
先ほど坂を転げ落ちた時についた擦り傷の他は、何の外傷も無く、
見方によっては安らかにすーやすーや眠っているだけのようであった。

ただ、その温もりだけが、赤ありす達の体から失われていた。

「ど、どうぢで…」

そこに、観察お姉さんが声をかけた。

『ああ、お腹すいた~って泣いてたのほっといたら、何か静かになっちゃったんだけど』
「ゆ…ゆ?」
『さっきまで息してたんだけど、ひょっとしてもう飢え死にしちゃってた?』

「ゆ…おねえさん?」
『ん?なに?』
「おちびちゃんがないてるのに、どうぢで、ごはんあげてくれなかったの?」
『え?いや、頼まれてなかったし。私基本、観察する人だし』

まりさは叫んだ。

「おちびちゃんがないてたら、ゆっくりさせてあげるものでしょぉぉおおお!!」
『いや、それならまりさがご飯あげればいいでしょ?泣き声聞こえてなかったの?』
「ゆぎ!?ゆ、ゆぇぇえええええ!?」

観察お姉さんは、初めてまりさに出会った時に見せたような、
底抜けに楽しそうな笑顔を、今、またまりさに向けた。

『虫とかからは、言われた通り守ってあげたんだから、あとはまりさのお仕事でしょ?』
「ゆ、ゆ」

『それに私、何度もおちびちゃんのこと、ほっといていいのかな~って言ってたよ』
「ゆ、ゆ?…ゆ」

『まりさのおちびちゃん達なんだから、まりさがしっかりしないとね。もう手遅れだけど』
「ゆ…」



観察お姉さんはそれから夜までの短い時間、茫然とするまりさと赤ありす達だったモノを楽しげに観察し、
そしていつの間にか、森の暗がりの中へと消えていった。



*******************************



まりさのおうちは、今朝より随分と広く、綺麗になった。
それは、まりさが想像していたより、ずっと、ずっと広く、
無駄に、意味も無く広かった。



tanoshii.jpg


ゆっくりいじめSS・イラスト ※残虐描写注意!コメント(13)トラックバック(0)|

≪前の記事 お前ら笑ってるけどさ
≫次の記事 はいしゃさんごっこ

コメント

2192:

うーん
刺激が足りなかった

2012/10/25 22:10 | 名無しさん #- URL [ 編集 ]
2194:

なかなかよかった

2012/10/26 00:10 | 鬼遺産 #- URL [ 編集 ]
2196:

こんなゆっくりしたおねえさんとけっこんっしたいね!

2012/10/26 02:29 | 名無しさん #- URL [ 編集 ]
2197:

観察お姉さんいいね!ぶっかけたい!

2012/10/26 04:08 | 名無しさん #- URL [ 編集 ]
2200:管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2012/10/26 06:40 | # [ 編集 ]
2204:

こういうのもいいねぇ~

2012/10/26 21:32 | 名無しさん #- URL [ 編集 ]
2205:

ビフォーアフターのくだりで
吹いた

2012/10/26 23:13 | 名無しさん #- URL [ 編集 ]
2208:

お姉さんがかわいかった(小並感)

2012/10/27 00:07 | 名無しさん #- URL [ 編集 ]
2264:

o凸o「まりさの家は開放感がありませんね」
シューッ ドッカーン
あかゆ「ゆぎゃああ みどりのかいぶつさんがいえをこわちたぁぁ」まりさ「くりーぱーさん しんちくをりふぉーむしたらだめでしょぉぉぉ! そんがいばいしょうに あまあまさんとてぃーえぬてぃーをわけてね!」
とかいうMOBかNPCがマイクラにいたら楽しくなるね

2012/10/30 22:15 | 名無しさん #- URL [ 編集 ]
2266:

>>2264
私にはタイムリーすぎて吹いたw

観察お姉さん……可愛い///

2012/10/30 22:57 | 名無しさん #- URL [ 編集 ]
2634:

ゲスは最悪だけど、一番最悪なのは自覚が無い事なんだよな。
ゲスは一応自分がやったことは解ってるし。悪気がないだけで。

>>2264
匠に頼むくらいならいっそのこと、巨匠に頼んでしまいましょう。

2012/11/21 17:50 | ゲス専門の虐待お兄さん #- URL [ 編集 ]
2895:

お姉さんすごいな、何時間見てたんだ?

2012/12/08 03:19 | 名無しさん #- URL [ 編集 ]
3668:

つーかなんでまりさ種が一匹残らずレイプ死してることに関しては全く無関心なのに
自分をレイプしたありす種のことになるとすげー心配してるの?
その違和感が大きすぎてで全然没入できなかった
そして誰もコメ欄ですら突っ込みいれてないし…俺がおかしいのか?

2013/01/11 04:24 | 名無しさん #- URL [ 編集 ]

コメントの投稿

名前
題名
メールアドレス
URL
コメント

パスワード
Secret
管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

ブログ TOP