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2225:雪の公園で

2012/12/14 (Fri) 21:30
「ゆびえええええええん! しゃむいのじぇええええええ!」
まりさは、そんな泣き声で目覚めた。
「ゆっくりしていってね!」
「ゆっくりしていってね!」
「ゆっくちしちぇいっちぇにぇ! ……しゃむいいいいいいい!」
目覚めの挨拶に、二つの返事。まりさの番であるれいむと、子の赤まりさのものだ。
とそこまでを確認して、
「ゆ! おちび!」
まりさはようやく、泣いているのが我が子であることに気づいた。
「いますーりすーりしてやるのぜ!」
れいむはまりさの挨拶で目覚めたばかりなのだろう、まだ動かない。
だからまりさは、直ぐに赤まりさに身を寄せる。
すーりすーりはゆっくりにとって親愛の情を示す行為だが、暖をとるために使うことも多い。
と言うより、秋が深まり冷えてくるとそちらの目的が強くなる。
「ゆううううう……しゃむいのじぇ……」
幾分かはましになったのか、泣き止む赤まりさ。
「ゆ! おちびちゃん、れいむもすーりすーりするよ!」
「れいむ、おちびをたのむのぜ」
そこにれいむが加わると、まりさは赤まりさをれいむに任せ、ダンボール製のおうちの出入口へと向かう。
――が。
「ゆ、っぐ……どあさんは、ゆっくりしないであくのぜ……」
そこが、開かない。
それでもまりさが力の限り押していくと、それはやや歪みながら、隙間程度に開いた。
と同時に、真っ白いものが流れ込んでくる。
「ゆひぃ!」
それが体に触れた瞬間、まりさは冷たさに悲鳴を上げた。
雪だ。
なんとおうちの出入り口は、雪によって埋まっていた。
「きょうも、ゆきさんがいじわるしてるのぜ……」
それを見て、半ば諦めたような調子でまりさが言う。
そして帽子から木の枝を出すと、それをおうちの隙間に突っ込み、雪を掘り始めた。
「おかーしゃ、まりちゃ、おにゃかしゅいたのじぇ……」
背後で、弱々しい声。
「ゆ……ごめんねおちびちゃん、ごはんさんはきのうのよるたべたぶんでなくなっちゃったんだよ……」
「ゆぅ……ごはんしゃん……むーちゃむーちゃしたいのじぇ……」
「ごめんね……きっとおなかいっぱいむーしゃむーしゃできるからね……」
慰めるれいむの声も、沈んでいる。
それを聞きながら無言で雪を掘るまりさは、無力感に打ちのめされていた。
このまりさは、野良としてはそこそこ優秀だった(ただ、冬に子供がいる時点で程度は知れるだろう)。
野良という厳しい環境の中で、毎日一家が食べていけるだけの食料を用意し、結構な蓄えもあった。
しかし雪がおうちを塞ぐようになってから、それは一変した。
どうにか雪を退かし、狩場(ゴミ捨て場である)に向かった時には、既に糧となるゴミはない。
ならばと公園内で草を探そうにも、地面は雪の下。
そんな日が数日続けば、赤ゆっくりのいる家だ、蓄えなどすぐに無くなってしまう。
さらに言えば、そのことをれいむが責めようとしないのが、さらに辛かった。
だからこそ、まりさは一心に雪を掘る。
しかしその努力も虚しく、ようやくまりさがおうちから出られた頃には、既に日は登りつつあった。





森林などに住む「野生ゆっくり」と街や公園など人間の生活圏内に住む「野良ゆっくり」は、同じ「ゆっくり」というナマモノに分類されてこそいるが、その生態は異なる。
その例としてよく挙げられるのが、「えっとう」の存在だ。
これは秋のうちに食料を蓄え、巣穴に篭って冬を越す――ごく限られた、温暖な地域に住む一部のものを除き、野生ゆっくりならば必ず行う(そして多くが失敗する)としてよく知られた習性である。
しかし、野良ゆっくりはそうした行動を行わない。
理由としては、人間が出す生ゴミなどを主食としているため、「食料の手に入らない時期」というものが存在しないから、というのが定説である。
一冬を越せるだけの食料を集める手段、それだけの量を安全に蓄える場所がないから、との理由も、付随するものとして挙げられる。
つまり、野良ゆっくりにとって「えっとう」とはする必要がないしできない、というわけだ。

しかし、このまりさが住む街では、違う。
この時期、この街の気温は平均して0℃前後。
ゆっくりが言うところの「ふーかふーかさん」や「ぽーかぽーかさん」、すなわち防寒具や暖房を使えない野良ゆっくり達には、この寒さは耐え難い。
また例年人間の膝上程まで積もる雪は、ゆっくりにしてみれば凄まじい量だ。
人間で言えば、2メートル弱級の豪雪にも等しい。
そんな、野生ならば確実に「えっとう」を決め込む環境の中で、この街の野良ゆっくり達は活動しているのだ。





まりさがいつも行くゴミ捨て場には、既に何もなかった。
そうだろうと覚悟してはいたが、覚悟があろうとなかろうと、まりさにとってゆっくりできない事実に変化はない。
「ゆう、いったい、どうすればいいのぜ……」
沈んで帰ってきたまりさを、おうちの前で出迎えたのは、うず高く積み上げられた雪の山だった。

まりさがおうちを戻ってくる、少し前。
「おちびちゃん、さむいさむいさんはゆっくりできないから、すーりすーりしようね!」
れいむと赤まりさはすーりすーりを繰り返していた。
すーりすーりで体温が保たれれば、わずかでも餡子の消費を抑えることができる。
「ゆう、わかったのじぇ……おにゃかしゅいたのじぇ……」
とは言え、それは延命策に過ぎない。
食べなければ、結局赤まりさの空腹は収まらないのだ。
(ゆぅ……まりさ、はやくかえってきてね……)
そう思いながら、れいむがおうちの「どあさん」に目を向けた瞬間。
ズン、という衝撃とともに、おうち全体が大きく揺れた。
「ゆひぃ!?」「ゆぴっ!?」
悲鳴を上げるれいむ達の餡子に、声が届く。
「なんだこれ……ゆっくりの巣か?」
開かれた「どあさん」から、人間の顔が覗いた。
ニット帽を目深にかぶった、目つきの悪い青年だ。
「に、にんげんさん!? ここはれいむたちのおうちだよ! いじわるしないでね!」
「あーはいはいわかったよ」
青年は適当に答えると、「どあさん」を閉じる。
れいむが安堵したのも束の間、今度はおうち全体が持ち上げられた。
「おしょらをとんぢぇるみたい!」
「なんなの? なんなのおおおおおおおお!?」
あまりのことに混乱するれいむ。
「ったく……。この公園、ゆっくりのゴミ箱ないんだよな……すんませーん、ゴミ捨ててきますー」
そんな中の様子などどうでもいいと言わんばかりに、青年は他の人たちに声をかけ、ゆっくり用のゴミ箱を探しに行った。
この青年は、近所の住民だ。
まりさたちが住んでいた公園は、青年のような有志によって、こまめに雪かきが行われている。
……ただ、雪かきをする場合最大の問題となるのが、片付けた雪の置き場所、である。
これは基本的に、目立たず邪魔にならないような場所にまとめて置かれるが――その条件を満たす場所は、ゆっくりがおうちを作る場所とほぼ一致する。
結果どうなるかといえば、これまで「邪魔にはならない」「探さなければ見つからない」という消極的な理由で放置されていたゆっくりのおうちも、
その理由の両方を同時に失い、このれいむ達のように撤去されるのである。
ただそれでも、このれいむ達は幸運な部類だったかもしれない。
見つけたのが妙に近所づきあいが良くこうしたボランティアには必ず参加するモヒカン頭の鬼威惨だったならどうなっていたかは言うまでもないし、
わざわざ汚いダンボールを片付けたがらないような人間だったなら、集められた雪で生き埋めにされてしまっただろうから。



時間はわずかに進み、現在。
「れいむうううううう! おちびいいいいいいいいいい! いまたすけるのぜえええええええ!」
そんな事情を知らないまりさは、半狂乱で雪を掘る。
しかしそうして騒いでいれば、人間に見つかってしまうのは当然だ。
「ヒャッハー! クソ饅頭は虐待だー!」
そして残念なことに、まりさを見つけたのはモヒカン頭で、冬だというのに上半身裸に革ジャンの鬼威惨だった。
まりさは知っていた。
この格好をした鬼威惨に関わってしまったゆっくりは、例外なく地獄と呼ぶことすら生温い目に会うことを。
そして、まりさは感じた。
鬼威惨が幾多のゆっくりを殺してきた証、隠しようのない死臭を。
「ばりざはゆっぐりじないでにげるんだぜえええええええ!?」
家族を助けるという使命をあっという間に放棄して、逃げ出すまりさ。
「逃がさないよおおおおおお!?」
「おぞらをどんでるびだいいいいいいいいいい!?」
しかしその決断も虚しく、あっけなく、一歩も動いていない鬼威惨に捕まってしまった。
「おでがいじばずううううう! ばなじでぐだざいいいいい! ばりざばだじにだぐないいいいいいい!」
「安心してね! お兄さんは優しいから、『死にたくない』って言ってるうちは殺さないよ! それに今は雪かきで忙しいから、逃げられないようにあんよを焼くだけにするよ!」
「ゆんやあああああああああああ!」
鬼威惨は、ポケットからライターを取り出し、まりさのあんよに近づける。
「やべでえええええええええええ!あづいあづいばゆっぐりでぎないいいいいいいい!」
もるんもるんと全身をくねらせ振り回しながら泣き喚くまりさ。
「モヒカンのお兄ちゃん!」
しかし。その時響いた声が、まりさの危機を救った。
「ヒャッハー! 何かな!?」
鬼威惨は火を消し、声の方を振り返る。
そこには、小学生ほどの子供が二人、お兄さんを見上げていた。
「そのゆっくり、俺たちに貸してくれないかなあ?」
「いいけど、何に使うのかな?」
「うん、ちょっとこっち来て!」
鬼威惨が子供達に手を引かれていくと、そこには大きな雪玉があった。
両脇に、逆ハの字型になるよう刺さっている木の枝。
鬼威惨に向いている側には、黒く丸っこい石が、縦に三つ、等間隔で埋め込まれている。
どう見ても、未完成の雪だるま、である。
上部に大きなツララが、太いほうが上になるように刺さっていることを除けば、だが。
そして、それを前にして、鬼威惨は全てを察した。
「あのね――」
「皆まで言わなくていいよ! こうするんだね――ヒャッハアアアアアアア!」
鬼威惨は実に楽しそうな、そして童心に返ったように無邪気な、満面の笑みを浮かべながら、ツララの上にまりさを突き立てた。
「ゆぎぃいいああああああああああああああああああああああああ!」
尋常でないまりさの悲鳴。
「いだいいだいいだいいいいいいいいいいいいい! だずげでえええええええええええええええええ!」
「よーしっ、ゆっくり雪だるま、かんせーい」
それをBGMにして、三人はハイタッチを交わした。



夜。
(ゆ……ざぶい、ざぶいのぜ……)
雪だるまに乗せられたままのまりさは、身を切るような寒さに震えていた。
体は、動かせない。
自慢だったあんよは、ツララによって引き裂かれる事を恐れて留まっていたら、結局凍りついて動かすことそのものができなくなってしまった。
口は、うるさいからと鬼威惨に焼き塞がれてしまい、助けを呼ぶこともできない。
たとえ呼べたとしても、助けに来てくれるゆっくりがいたかは定かでないが。
何も出来ないまりさは、体が外側から凍りついていく苦しみをひたすら味わい続け――やがて、永遠にゆっくりした。

やがて朝になり、朝日に照らされたまりさの顔は、苦悶の表情のままに、凍っていた。


ゆっくりいじめSS・イラスト ※残虐描写注意!コメント(10)トラックバック(0)|

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コメント

3031:

ゆ虐における鬼威惨という存在に違和感を覚えなくなってきたのが怖い

2012/12/15 00:31 | 名無しさん #- URL [ 編集 ]
3034:

雪だるま見るたびに作りたくなるな

2012/12/15 00:58 | 名無しさん #- URL [ 編集 ]
3048:

ゆっくりのいる世界で鬼威惨は重宝されてそう

2012/12/15 12:32 | 名無しさん #- URL [ 編集 ]
3054:

あれ?
家族の末路は?

2012/12/15 14:39 | 名無しさん #- URL [ 編集 ]
3055:

ゆっくり用ゴミ箱に捨てられたんだろ

2012/12/15 15:13 | 名無しさん #- URL [ 編集 ]
3088:

今回のは
結構お粗末な内容だったな

2012/12/16 21:44 | 乙 #- URL [ 編集 ]
3105:

途中まで結構よかったんだけどな
急にストーンと幕が落ちて「あれ?」って感じ

2012/12/17 20:33 | 名無しさん #- URL [ 編集 ]
3124:

札幌のゆっくりかな

2012/12/18 12:02 | あ #- URL [ 編集 ]
3155:

れいむが良妻賢母な設定とか子ゆっくりが子供にしては我慢が出来る子って設定は果たして意味あったのかな?
つか家族がいる描写自体、オチを見ると必要なかったね

公園のゆっくりまりさが雪だるまにされたってネタでしょ?

まりさの人物像(ゆっくり像)に厚みを持たせたかったのだろうけど

伏線回収放棄した作品と同じ状態の作品になってますねぇ

下から親まりさ→親れいむ→子ゆっくりと重ねて
竹ぼうきの柄を中心から突き立てて雪だるま風に仕上げれば良かったのに

それでも凡作にはなってしまうかなぁ


2012/12/20 08:46 | 名無しさん #- URL [ 編集 ]
3163:

どんなにゆっくりに個体としての特徴があったとしても
よき母で多少善良だったとしても
良い子供だったとしても
関係なくあっさり死ぬのがいい

2012/12/20 17:28 | 名無しさん #- URL [ 編集 ]

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