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2374:たまたまりさ

2013/03/03 (Sun) 07:00
たまたまりさ




「うまれちゃうのじぇ! ちゃまちゃまりちゃがちゃまちゃまうまれちゃうのじぇ!
 おまちゃせししゅぎちぇゆっくちごめんにゃちゃい!なのじぇっ!
 きしぇきのゆっくちがいだいにゃいっぽをふみしめちゃうのじぇぇぇえ!!」


とある野生ゆっくりの出産光景。
元気のいい産声を上げながら、そのまりちゃは、母れいむの額に生えた茎から一番乗りに生まれ落ちた。
直下には小さな身体を受け止めるために、父まりさの帽子が裏返して差し出されている。
我が子の誕生を心から喜ぶ両親の眼差しを一身に受け、まりちゃは落下しながらゆっくり心地に満たされていた。
「ぽんぽん」の下部に露出している2個の球体状の異物、ソレを下にして帽子に着地するまでは――。


ぽすっ

「ゆ゛っ……!? っ……!! っ……!!
 ぴゅぱぴゅぺぱぽぴゅぴりゅべりゅぱりぱりゅぽっぽぴっぷ~~~っっ!! ……ぼびゃっっ!!
 ……も、もっぢょ……、ゆっぐ、じぢゃ……」

柔らかな帽子の裏地に着地したにも関わらず、球体状の異物は着地の瞬間、まりちゃの身体の下敷きとなりペシャンコに潰れた。
その刹那、まりちゃは全身を砕かれる様な激痛に襲われ、白目を剥きつつ非ゆっくち症を発症。
ショック症状で体内の餡子を吐き出して、たまたま生まれ落ちた奇跡のゆっくりは、偉大な一歩を踏みつつ永遠にゆっくりした。

両親ゆっくりは何が起こったのか、ゆっくり理解できなかった。
帽子の裏地に広がる餡子のシミ、その上に次々生まれ落ちる赤ゆっくり達を、ただ呆然と見つめるだけだった。




たまたまりさ。

まりさ種の亜種であり、特に希少性が高い。
父性を強く求めた思い込みの産物であるとも言われているが、定かではない。

世代を重ねたゆっくりは「ぽんぽん」と「あんよ」の境目の位置に、一体型の生殖器である「ぺにぺに/まむまむ」を備える。
たまたまりさは、その位置に男性器の睾丸に酷似した「たまたま」が「ぺにぺに」の下にぶら下がっているのだ。
これらは常に露出しており体内に引っ込めることはできない。中身は精子餡が詰まってる訳でもなく普通に餡子である。
希少種まみぞうの一部個体にも同様の「たまたま」が現れるという報告もあるが、その詳細は割愛する。

この「たまたま」は非常に敏感で脆く、たまたまりさの大きな弱点となっていた。

植物型にんっしん!によって茎から生まれ落ちれば、重心が偏るのか「たまたま」がちょうど真下になるように落ちてしまう。
赤ゆっくり時の「たまたま」は、帽子の上に着地しても全体重を受け止めればたやすく潰れてしまう程の脆弱さであった。
余談だが男性諸氏は、地上10mの高度から救助マットに睾丸で着地してみると、その苦痛が理解できるかもしれない。




対して、胎生にんっしん!のケースではどうだろう。


「うまれちゃうのじぇ! ちゃまちゃまりちゃがちゃまちゃまうまれちゃうのじぇ!
 ゆっくちししゅぎちぇごめんなちゃいなのっ……、じぇ……っっ!?
 べりぇぴょぱぴゅばりめいっぽりゅっ~~~っっ!! ……ぶびゃっっ!!」


そのたまたまりちゃは、親れいむの産道に挟まれて「たまたま」が押し潰され、非ゆっくち症による吐餡で永遠にゆっくりした。
とある野生ゆっくりの出産光景を、途轍もなくゆっくりできないモノに変えた、たまたまりちゃの誕生。
親れいむの「まむまむ」からは、たまたまりちゃの餡子が滴るばかりであり、両親ゆっくりはやはり呆然とするばかりであった。


このように、たまたまりさにとっては誕生からして命がけなのであるが、当ゆんや両親達にもその自覚は皆無。
無事生まれ落ちるためには、「たまたま」が潰れないという一粒の偶然に縋るしかないのである。








次は、一粒の偶然によって無事生まれる事に成功した、たまたまりさの生態を追ってみよう。


「ほらおちび、ぽよんぽよんしてみるんだぜ。みんなごはんさんをむーしゃむーしゃしたくてまちくたびれてるんだぜ?」

「ゆ、ゆぅぅ……!」


たまたまりちゃが無事に生まれた、とある野生ゆっくりの「おうち」であるほら穴。
夕暮れ時、狩りを終えた父まりさが持ち帰った収穫を、母ありすが家族に分配し終えていた。
姉妹である2頭の子ありすは葉っぱの上に載せられた「ごはんさん」を前にしながら、たまたまりちゃが席に着くのを待っていた。
たまたまりちゃだけが、「べっどさん」から食事の席までのわずかな距離を、のけ反りながらゆっくり這いずり続けている。
両の目に涙を滲ませながら――。


「おちびっ! ゆっくりしすぎなのぜっ! おとーさんだってはやくむーしゃむーしゃしたいんだぜ!」

「おちびちゃん! とかいはにぽよんぽよんよ! おちびちゃんならできるわ! このままじゃずっといなかものよ!!」

「「はやきゅ! はやきゅ! まりちゃはゆっくちしにゃいでぴょんぴょんしなちゃいっ!! こにょいにゃかもにょの!!」」

「ゆ、……ゆぅっ」


たまたまりちゃの表情が苦虫を噛み潰したかのように歪む。
ぽよんぽよんしたくない。
その想いを全身を震わせることで表現しているようでもあった。

たまたまりさにとって、跳ね飛ぶことは自傷行為である。
着地の瞬間、必ず「たまたま」が地面に叩きつけられ、悶絶必至の苦痛を味わわずにいられない。
故に、「たまたま」を地面から遠ざける為にのけ反りながら、ゆっくりゆっくりと進むことしかできないのだ。

このたまたまりちゃは、生まれて間もない頃に最初の一跳ねで悶絶し、吐き気を催す程の激痛を思い知った。
餡子に染み付いた恐怖を、たまたまりちゃの家族達には誰一ゆん理解できる者はいない。

昨日までは親まりさが仕方が無くたまたまりちゃを運ぶことで、たまたまりちゃは子ゆっくりにまで成長する事ができた。
そうした特別扱いは姉妹達の反感を買い、甘やかされがちなたまたまりちゃは自然と虐められることになった。
これでは「おちびちゃん」達の為にはならぬと、両親ゆっくり達はたまたまりちゃの自立を促そうとしていたのだが――。


「おちびぃっ!!」

「ゆっぴぃっっ!?」


痺れを切らした父まりさの一喝によって、たまたまりちゃの身体は、ぽよーんっ!と反射的に跳ね飛んでしまう。垂直方向に。
勢いよく飛び上がったたまたまりちゃの身体は、引力によって地面に落下せざるを得なかった。
無防備に露出したままの「たまたま」をプルンと振り回して。


ぺちっ

「ゆ゛っ~~~っっ!? っぎゃぁああっぁあ゛あ゛ぁぁぁ~~~っっ!!」


地面に叩きつけられた「たまたま」が耐えがたい激痛を生み出し、たまたまりちゃはたまらず悲鳴を上げる。
その激痛から逃れようと、絶叫と共に再び跳ね飛ぶたまたまりちゃ。やはり垂直方向に。
跳躍による痛みからの解放も一瞬のこと、再び着地しては叩きつけられる「たまたま」。
繰り返し続く激痛により、たまたまりちゃはまたしても跳ばざるを得なかった。


ぽよんっ ぽよんっ ぽよんっ ぽよんっ ぽよんっ ぽよんっ ぽよんっ ぽよんっ

「あぎょおぉぉぉっっ!! ぽっぴぃいいいっ!! ぷぎっ!! ぷびぃぃいっ!! っぽっぽぉぉぉおっ!!」


繰り返し繰り返し、たまたまりちゃは苦痛から逃れるために、ぽよんぽよんと跳ね飛ぶ。ただただ垂直方向に。
真横に身を投げ出せばとりあえずは窮地を脱する事は出来ただろうに、そのような機転を利かす暇も無く。
ひたすらに自らの弱点を地面に叩きつけ続けた。

激痛に表情を歪め、口からを泡を吹き、白目を剥いて、「うんうん」と「しーしー」を撒き散らしながら繰り広げられる跳躍。
ぽよんぽよんと跳ね飛ぶたまたまりちゃの姿は、家族が望んだものとは相反するゆっくりできないシロモノであった。


「ぶっぷぉぉぉおっっ!!」


幾度かの跳躍を経て、たまたまりちゃは餡子を吹き出して永遠にゆっくりした。
その瞬間は跳躍の頂点。空中にて勢いよく吹き出した餡子は横方向に推力を生む。
たまたまりちゃの身体は弾けるように横っ跳びをして、折り悪く家族の食事の輪へと転がり落ちた。


「「「……、……、……ゆっぐ!!」」」


思いもよらぬ惨状を目の当たりにした母ありすと子ありす達が我に返って最初に見たモノは、たまたまりちゃの死骸であった。
食事の輪の中央に突然躍り出た、悲痛と絶望に歪んだたまたまりちゃのデスマスク。
その壮絶な姿に、家族達はゆっくりできない想いがたちまち膨らみ――、


「「「ゆっげぇぇぇぇっ!! おぇっ! お゛ぅぇぇぇぇぇぇえ゛っっ!!」」」


揃って貰い吐餡する羽目になった。
子ありす達はゆっという間も無く全滅、母ありすも瀕死の体となって悶絶するばかりとなった。
父まりさは離れた場所から一部始終を見つめていたが、余りの惨状に呆然とたたずむしかなかった。


「……お、おちびちゃんは、また、つくればいいのぜ。……つくれば、いいのぜ……」


感情を整理できない父まりさは、その一言を絞り出すが精一杯だった。




偶然生まれ落ちる事に成功しても、たまたまりさのゆん生は狂おしい程に難易度が高い。正にルナティック。
弱点である「たまたま」にとって最も危険な瞬間は移動中なのである。跳ね飛ぶなど論外としても。

仕方無くのけ反りながら、ゆっくりゆっくりと移動するのだが、その速度はまりさつむりにすら遠く及ばない。
しかも、姿形がゆっくりしてるまりさつむりならともかく、たまたまりさは一見ただのノロマなまりさなのである。
「ゆっくり」が信条のゆっくり達も、余りにゆっくりしすぎて「いーらいーら」してしまい、たまたまりさを急かす羽目になる。
そうなればたまたまりさは、急かされて自傷行為に走らざるを得ないか、終いには他のゆっくり達に虐め殺されてしまうのだ。

人間の手で管理されていない環境において、たまたまりさのゆん生は刻一刻が死と隣り合わせだ。
野外においての成体たまたまりさの発見例は未だ皆無。
仮に成体となったとしても自活できる能力は無く、程無くして永遠にゆっくりするのが運命なのである。








ならば、人工飼育下でのたまたまりさについてはどうだろうか。

たまたまりさは受精時に形作られる突然変異の産物で、繁殖させる方法は未だ確立できない。
たまたまりさ同士でのかけ合わせでも発生せず、個体の総数から言えば希少種として扱っても差し支えないであろう。
もっとも実を結びさえすれば、誕生から成体に至るまで、多くの危険性を取り払って育てることが可能だ。

しかし――それがなんなのだ。

希少性を除けば、自ら生きることのできない、つむりにも劣る能無しまりさなのである。
最初こそ珍しいだけで大事にされても、それがたまたまりさに無駄な増長をもたらし、飼いゆっくりとしては不適格とされた。

とはいえ折角の希少性、去勢の手順で「たまたま」を取って普通のまりさにしても、勿体ないだけである。
どうにかたまたまりさの特製を生かしつつ、利益を生み出せないかと考え抜かれた結論が、ひとつだけ導き出されたのだが――。




「うまれちゃうのじぇ! ちゃまちゃまりちゃがちゃまちゃまうまれちゃうのじぇ!
 しぇかいのみなしゃんこんにちわ!なのじぇ! ちゃまちゃまりちゃなのじぇ! ゆっくちしちぇいっちぇね~~~!!」


高濃度の砂糖水が満たされたガラス瓶、そこに差し込まれたゆっくりの茎から、そのたまたまりちゃは生まれた。
落下高度5ミリ以下となるようあてがわれた、ガラス瓶の側に用意された台の上、ガーゼが厚く敷かれたシャーレの中に。


ふぁさっ

「ゆ゛……っ!? っひっっ!! ゆひっ! ひぃ……っっ!!」


たまたまりちゃの「たまたま」は、自らの身体によってガーゼに押し付けられ圧迫された。
何層ものガーゼは落下の衝撃を緩和したにもかかわらず、たまたまりちゃは激痛によってロクに言葉も発せなくなる。
一時もすると痛みは引いたものの、餡子を揺さぶった恐怖の体験は鮮烈に刻み込まれてしまった。
それを思い出し、「おそろしーしー」を漏らしながら、たまたまりちゃは泣きじゃくる。


「……ゆっ、ゆあっ! ……ゆんやあああっ! ゆ゛ん゛や゛あ゛あ゛あ゛あ゛~~~っっ!!」

「アラぁ、生まれた? 金のなる実ちゃん、ゆっくりしていってね!!!」

「ゆっ! ゆっぐ!? ゆっぐぢじぢぇいっぢぇねっ!!!」


突然投げかけられた挨拶に、反射的に返答するたまたまりちゃ。
見上げた先には、白衣をまとう女性の姿。


「ゆっ、にんげんしゃんは、ゆっくちできりゅひちょ……にゃのじぇ?」

「それはアナタの出来次第かなぁ~。さぁて、たまたまちゃんは潰れずに済んだようだし……」

「ゆぅ? おそらをとんでるみたいなのじぇ~!!」


白衣の女性の指先によって瞬く間に摘まみ上げられた、たまたまりちゃの身体。
突然の浮遊感は、ゆっくり心地に浸るには十分であった。
それも束の間、「にんげんさん」は空いた手の指先で、無防備にぶら下がった「たまたま」の表面を軽く弾く。


ピンッ

「ゆ゛ぉぉうっっ……!? っんふおぉ~~~っ! ゆふぴっ……! ふひっ……! ひっ……!!」


「たまたま」の片側を襲った衝撃は、たまたまりちゃを激しく悶絶させた。
生まれ落ちた瞬間に覚えたばかりの、餡子が激しい光に飲み込まれる様な真っ白な激痛。
全身からゆっくりできない感じの汗が滴り、歯がカチカチと噛みあわずマトモな言葉一つ発する事ができない。


「フフフ、いい感度ねぇ。今日からたっぷりトレーニングを施しあげる。
 しっかり痛みに慣れてもらわないと販売できないからね」

「くひ……っ! きゃぴ……っ! ひっ……っ! ぴぃっ……! くききひ……っっ!!」


白衣の女性は指の腹で、たまたまりちゃの「たまたま」をクリクリとこね回す。
無遠慮な力加減は激しい痛みを生じさせつつ、たまたまりちゃの恐怖感を増大させ続けた――。


この白衣の女性は、たまたまりさ専用のゆっくりブリーダー、その1人である。
たまたまりさに特定の需要が見い出されて以来、たまたま生まれたこのまりさ種は彼女達の下に集められ、個別に育てられる。
だがそれは、飼いゆっくりとしてではなかった。




ぷちゅんっ

「ゆ゛っっ~~~!? ん゛ぎゅあああああああああああああっっ!! あぎひゃあああああああああっっ!!
 ぽぴっっ!! ふひょ! はひっぃ~~~っっ!!」


順調に成長した成体サイズのたまたまりさ、その絶叫が狭い室内に木霊する。
傍らにいる白衣の女性ブリーダー、その手はピンポン玉程度に育った「たまたま」の片方を握り潰していた。
泡を吹きながら踊り狂うようにグネグネとのたうち回り、「しーしー」をぶちまけるたまたまりさ。
その様を満足げに見つめる別の女性が一人、熱い眼差しをたまたまりさに浴びせていた。


「いかがですか? 当方のトレーニングによって、片方を潰したぐらいでは非ゆっくり症に陥る事はまずありません。
 オレンジジュースで治癒できますのでご安心下さい。両方潰した場合はさすがに保証しきれませんが。
 また、ちぎり取った場合は欠損となってしまい、オレンジジュースでも治癒できなくなりますので注意して下さい」

「いいわぁ、コレ最高よッ! 今日持ち帰っていいのかしら!?」

「ええ、診断で事前説明は十分に受けていると存じますので、売買契約書にサイン戴ければただちに御用意できます。
 支払いは期日内に指定の口座に振り込みをお願い致します」

「契約書を出して! 今すぐにッ!」


激痛に身体を震わせるたまたまりちゃを捨て置いて、女性ブリーダーと女性のやり取りが最高潮に達する。
この瞬間、たまたまりさはブリーダーの手を放れ、女性の所有物となった。
だがそれは、決して飼いゆっくりとしてではなかった。


生まれ落ちてから販売されるまで、たまたまりさは「たまたま」から発する激痛に耐えうるようトレーニングを強要される。
飼いゆっくりとしての適性も教育も必要とされず、非ゆっくり症を患わないよう徹底管理され、ただただ痛みにのたうち回る日々。
成体になる頃には「たまたま」の皮も厚みを増し、敏感なままに潰れにくくなるのだ。

善良もゲスも関係ない。
絶えず「たまたま」を痛めつけられては自信や積極性など霧散し、必ず内気で消極的な性格に仕上がるのだから。
そうして見事成長したたまたまりさは、ブリーダー直販で高級希少種と同等の価格にて販売されるのだ。

たまたまりさの需要とは、何なのか。
いよいよ女性の手に渡った、たまたまりさの一日を垣間見てみよう――。








「ただいまー……。ケッ! あのハゲチビ専務ッ! 無茶振りも大概にしやがれ!
 下から文句言われるのは私だっての! マジムカつくわ~~~ッ!!」


マンションに帰宅した件の女性は、玄関が閉まるや上司への悪態を吠えたてる。
彼女はとある上場企業に務めるキャリアウーマンで、仕事一筋で部長職に登りつめていた。
その代償として婚期を逸しつつあり、今や開き直る様に仕事に打ち込む日々を送っていた。

やりがいのある仕事ではあるが、高く設定されたハードルは過度なノルマを生みだし、彼女に多大な負荷を強いていた。
気持ちがささくれ立ったままの女性は、一目散にキッチンへと向かい、小型冷蔵庫に酷似した箱を開く。
ラムネの匂いが溢れる箱の中には、寝息も立てず眠っているたまたまりさが鎮座していた。

この箱は、ラムネガスで満たしつつ低温状態に置くことでゆっくりを安眠状態に置くことができる、加工所特製の安眠箱である。
たまたまりさは寝床である安眠箱からその身を掴みだされ、フローリング床の上で、無造作に手を離された。


――どすんっ

「…………っっ!!? ゆ゛~~~っ!! あがっ! あ゛っっっ!! っぽっぴぃぃぃぃぃ~~~っっ!!
 ほひっ……! こきぃっ……! ぷぴっ……!」


着地と同時に「たまたま」が自らの身体の下敷きになり、たまたまりさは全身に満ちる激痛によって強制的に眠りから覚まされた。
痺れて満足に動かない身体をプルプル震わせて、泡を吹くたまたまりさの姿に、女性の唇の端が歪む。


「ホラァッ! 御主人様のお帰りよ! 図々しく惰眠貪ってんじゃないよ! このゴミカスッ!!
 ……御挨拶はどうしたの? まさか忘れたのぉ!?」

「お、おもにたまたまがいだいいいのぜぇぇぇっ……! たまらないのぜぇぇぇっ……!
 くひゅりゅひぃぃぃっっ!? んぷぅおおおおおっっ!! ほひっ! っゆぎぃぃぃっ!」


女性は笑みを浮かべながら、ストッキングに包まれたままの爪先で、たまたまりさの「たまたま」をグリグリと踏みつける。
この「おうち」に来て躾けられた「ごあいさつ」を行おうにも、断続的に苦痛を与えられれば出来るはずもない。
女性がそれに気付くのは、たまたまりさが無様な泣き顔を向け、訴えかけるような視線を送っている事に感づいた時であった。


「ああ、そうね。それじゃあ覚えてるか試してあげるわ。さっさとしなさい」

「……っひっ! ひぐっ……!」


女性の爪先から開放されて、たまたまりさは痛みが残る身体に鞭打ち、「どげざ」の姿勢をとって「ごあいさつ」の口上を述べた。


「お、お、おがえりなざいまぜ、おねえざま……! きょうもおじごと、ごぐろうざまでじだ……!
 なにもでぎないごくづぶじのだまだまりざでずが、どうぞ、ゆっぐりじでいっで、ぐだざいまぜ……!」


痛みを伴う躾によって執拗に覚えこまされた、全くゆっくりできない宣言。たまたまりちゃは泣き濡れたまま下唇を噛み締める。
また、たまたまりさにとって「どげざ」の姿勢は、自らの「ぽんぽん」で床に「たまたま」を押し付ける苦痛の姿勢であった。
そんな痛みと屈辱に耐え忍ぶたまたまりさを上から襲う、女性の足の裏――。


「はぁぁっ!? 御苦労さまだぁ!? 何で上から目線だよッ! そこはお疲れ様だって、何度も教えただろうがぁッ!!」

「ゆ゛っぐぇあああああっ!? ぶげぇぇっ!! ぽぎぇえええっっ!!」


怒りに身を任せて繰り返される執拗なストンピングに、たまたまりさは滑稽な悲鳴を上げた。
明らかに目上の者に対して御苦労さまという労いは、社会人にとって時に致命的な禁句となる。
その不用意な一言は、社会人として15年余りを勝ち抜いてきた女性の気分を逆撫でするに十二分であった。


「や、やべっ……! ぢゅ、ぢゅぶりぇ……っ!! ぴゅぎぃひいいいいいっ!!」


「おつむ」に加えられ続ける打撃。その痛みよりも、「たまたま」が押し潰されそうな鈍痛に恐怖するたまたまりさ。
両方の「たまたま」が潰れれば間違いなく永遠にゆっくりする――。たまたまりさは本能的に感じ取っていた。
多量の「おそろしーしー」が床に広がったところで、女性は足を引き、たまたまりさの帽子を手にとって床に投げつけた。


「ふーっ、ふーっ。またお漏らし? 汚いでしょ! 食事の支度してる間、キレイに掃除しときなさい!!」

「ゆ゛……! ゆ゛……! ゆ゛……! ゆ゛……!」


息も絶え絶えのたまたまりさは、投げ捨てられた自らのお飾りに這い寄る。
「しーしー」に浸されてビチャリと濡れた、自慢の帽子のお飾り。
その無残な姿に嗚咽を漏らしながら、たまたまりさは帽子を咥え、雑巾代わりに「しーしー」を拭きとる。
これもまた女性によってきつく躾けられており、手を抜く事は更なる懲罰を受けるだけなので、丁寧に仕上げなければならない。




一時の後、「しーしー」でビチャビチャに濡れた帽子を被り、たまたまりさはテーブルで食事を進めている女性に声をかける。


「……ゆ、ゆっぐりおそうじおわりまじた、のじぇ……」

「んー、相変わらずトロいわねぇ。それじゃ御飯にしなさい。今日のデザートはプリンよ」

「ゆっ!? ぷりんさん! ぷりんさん……っ!」


待ち焦がれた「あまあま」の名を聞き、心躍るたまたまりさだったが、すぐに現実に引き戻された。
「ぷりんさん」に至るには、女性が設けた道程を越えなければならないのだ。

たまたまりさは用意された食事の方向へ目を向けた途端、「たまたま」がジクジクと疼く感触を抱いた。
器に盛られたゆっくりフードと平皿上の「ぷりんさん」。それは階段状の台の天辺に乗せられていた。


「ゆっ……ぐっ……!」


ゴクリと唾を飲み込むたまたまりさ。
食事へと至るには、一段の高さが10cmにも満たない計3つの階段を昇り詰めなければならない。
一段の広さは成体ゆっくりにとって十分な広さで、一段の高さも「のーびのーび」を駆使すれば容易く超えられる。

しかし、それも普通のゆっくりであればの話。たまたまりさの場合、乗り越える際に「たまたま」が引っ掛かるのだ。
無理に乗り越えようとすれば、最悪の場合「たまたま」が削ぎ落されてしまう危険性がるので女性より禁じられていた。

と言うわけで女性によって躾けられた方法で登ることになるが、それは、たまたまりさにとってやはり自傷行為であった。


「そ! それでは! たまたまりさが! ほっぷすてっぷじゃんぷでむーしゃむーしゃしますっ!!
 どうぞ! ごゆっくりみててくだざいねっっ!!」

「はいはーい。頑張ってね」

「ほ、ほっぷぅっ!!」

ぽよんっ


絶叫しながら、たまたまりさは食事に至る階段、その一段目に跳ね飛んだ。
のしりっ、と一段目に圧し掛かるたまたまりさの身体。当然「たまたま」は着地と同時に叩きつけられる。
視界がチカチカする程の激しい苦痛に悶える間もなく、たまたまりさは次なる跳躍に望む。


「ゆ゛おおおっ……! ずっ……! ずでっぷぅぅっ!!」

ぽよんっ


跳び慣れていないたまたまりさの跳躍は、通常のゆっくりより遥かに劣る。
たかだか10cmにも満たない高さでも、たまたまりさは全身全霊をもって跳躍に臨まなければならない。
そして、そのような高度からの落下においても、「たまたま」に加わる衝撃は存分に激痛を発するのだ。


「じっ……! ゆおぉぉうっぷ……! じゃんぷでございまずぅぅぅぅっっ!!」

ぽよんっ


吐き気を催すような激痛で口元から泡を滴らせながら、痛みに耐えつつ最後の跳躍。
目前に迫る食事、ゆっくりフードと「ぷりんさん」の姿に、歓喜の表情を浮かべるたまたまりさ。
だが、激痛を堪えて挑んだ最後の跳躍は、高度が足りず――、


ガッ

「ゆ゛っっ!? んぎゅあああああ~~~っ!!?」


プラプラぶら下がった「たまたま」の先端が段の縁に直撃してしまう。
痛みに悶えて空中で体勢を崩すたまたまりさの身体は、「しーしー」を漏らしながら勢いに乗って回転しつつ食事に突撃。
皿をひっくり返してフードと「ぷりんさん」をぶちまけながら、自らもまた床に転がり落ちた。


「プッ! あは、あはははははっ!! イイッ! 今のイイッ! サイコーよぉ!! アッハハハハハハハハハッッ!!
 ちょ、大丈夫ぅ!? アハハハハハハハハッッ!!」

「ゆっ……! ゆっ……! ゆああ、ぷりんざんがあああ……。ゆ゛うう……! おぼに、たまたまがいだいいい……!!」


御機嫌の女性とは裏腹に、たまたまりさは折角の御馳走を自ら台無しにした無念さを噛み締めていた。
それもまた、「たまたま」で疼く重い痛みで塗り潰された。痛みの元を垣間見て仰天するたまたまりさ。
繰り返された弱点への痛打は、たまたまりさの「たまたま」を一際大きく腫らしていたのだ。


「ゆあああ!? たまたまがあああ! ゆっくりしでね! ゆっぐりしでねえええ! ぺーろぺーろぉ! ぺーろぺーろぉ!」


たまたまりさはたまらず舌を伸ばし、自らの「たまたま」を優しく舐めさする。
ゆっくりの「ぺーろぺーろ」はゆっくりの身体に対し一応の治癒効果があるのだ。


「ぺーろぺーろ! ぺーろぺーろ! ……ゆゆぅ? なんだかきもぢよぐなっできだのぜええ……。 ぺーろ、ぺーろぉ」


大きく腫れた「たまたま」の表面はより敏感になっており、慎重に這い回る舌の感触は程良い快感となった。
すると「たまたま」の直上にある「ぺにぺに」も反応し、ささやかな突起を天に突き上げる。
気が付けば、たまたまりさは勃起した「ぺにぺに」と腫れた「たまたま」を懸命に舐めしゃぶっていた。


「ゆ、ほぉぉぉぉお! これ、めっぢゃきもぢいいのぜ~~~っっ! たまらないのぜえええええっ!!
 も、ももも、もうすっきりしちゃうのぜえええええっ!! す、す、す、ずっぎ」

「御主人様に掃除させといて何サカってんのよ、このゴミカス」

ぐりぃっ


たまたまりさが絶頂を迎えようとしていた刹那、腫れ上がったままの「たまたま」が女性の足に踏みつけられた。
快感を伝えていた部分が一瞬で凄まじい激痛に裏返り、たまたまりさの意識を真っ白に染め上げる。


「~~~っっ!! っぎゅがらばばばっ!! かきゃきゃかきゃきゃっっ!!」

「ホラ、さっさとお食べなさい」

「ほぎょおぅっ!? おぶぼぶぶぼっ! ぼげろっごぼっぼぼっ!!」


女性はたまたまりさの「たまたま」を踏みつけたまま、上顎を掴んで口を無理矢理開かせた。
そしてもう片方の手に握ったチリ取りの中身、ホコリに塗れたゆっくりフードや「ぷりんさん」の残骸を口中に流し込む。
結局たまたまりさの食事は、激痛に悶えてむせ返りながら済ます羽目になった。




「それじゃ今日も反省会いこーかー! そこにお座りッ!!」

「ゆあっ……!? や、やだぁ……! はんせいかいざんはいやなんだぜえええ……!!」

「お・す・わ・り」

「ゆぁぁ! ゆあああああんっ!! ゆあああああんっ!!」


イスに座った女性に促されれば、たまたまりさは従うしかなかった。
「反省会」と言う名の、途轍もなく異様でゆっくりできない行為に臨むとしても。
駄々をこねればこねる程、命の危険を伴うような躾を受け止めなければならなかったから。
大声で泣きじゃくりながら、たまたまりさは女性の爪先が指す床に鎮座した。


「……ていうかアンタさぁ、ノルマ上乗せもアレだけど、コソコソ陰口叩いてるでしょお?
 色気の一つも無いだのとか、いっつも眉間にシワ寄せてるから婚き遅れるんだよとか、女として最底辺、とかぁ」

「ゆへぇ!? そ、そそ、そんなのしらないのぜ! いってませんのぜえええっ!!」

「会社中に広がってんだろがぁッ!! クソ専務!! 仕事もしないでアチコチで井戸端会議かよ!!
 楽しいかぁ!? そんなに楽しいかァッ!!」

「ゆ゛き゛ゃ゛あ゛あ゛あ゛っっ!! あきゃかっ! はっぴょおわあああっ!!」


女性は虚空に向かって叫びつつ、足裏でたまたまりさの「たまたま」を踏みつけた。
自動車のアクセルを踏み込むが如くの勢いで、「たまたま」に爪先がめり込んでいく。
当然ながら、たまたまりさにとっては身悶える程の激痛を与えられる行為だ。


「や、やべでぇ!! づぶれりゅ! だまだまづぶれりゅっぴぃぃぃぃぃっっ!! も゛ひぃぃぃぃっ!!」

「自分が悪いと思う? それじゃ反省してね。今すぐよ!」

「は、はひっ! はひぃっ!!」


「たまたま」を踏み込む足の力が弱まれば、たまたまりさは一安心を得る。
とはいえ、これからがゆっくりできない時間の本番である。躾けられた行為を行わなければならない。
相変わらずどこかを見たままの女性を仰ぎ見て、たまたまりさは口上を述べる。


「も、もうじわげ、ありまぜんでじだあああ……! ごめいわぐをがげで、もうじわげありまぜんでじだあああ……!
 はんぜいじでまず! やまよりもだがぐ! うみよりもふがぐ! はんぜいじでまず~~~っ!!」

「ふーん。何について反省してるわけ? 言ってみてよ」

「ゆぅ!? ……そ、そのぉ……! あのぉ……!」

「色気が無いとか、婚き遅れとか、女として最底辺、とかぁ」

「い、いろげがないなんでとんでもないっ! ずびばぜんでじだあああっ!!
 いきおぐれなんでいっで、ずびばぜんでじだあああっ!! さいでいへんなんでいっで、ずびばぜんでじだあああっっ!!」


たまたまりさは促されるように反省の弁を叫ぶ。女性を蔑んだ、身に覚えのない言葉を放った事に。

この「反省会」は、演劇に酷似した擬似体験である。
会社で繰り返されるセクハラ・パワハラ等による鬱憤を、たまたまりさに反省させることで解消しているのである。
それを「たまたま」を踏みつけながら聞く事によって、男性に対する征服感をも想起することができるのだ。

しかし、ゆっくりは基本的にウソをつく行為がゆっくりできないものである。無論たまたまりさも例外ではない。
三文芝居にて覚えのない自分の悪気を認め、必死に謝罪を繰り返すなど以ての外である。
「反省会」とは「たまたま」に走る痛みと共に、たまたまりさの「ゆっくり」を擦り減らす一際ゆっくりできないモノであった。


「いいわぁ。その調子よぉ。じゃあ次!」

「ま、まだあるんでずが~~~っっ!!?」

「今年入ってきたゆとり坊主がやらかしてねぇ。取引先怒らせて危うく契約切られるとこだったわ。
 普段の態度も含めて、しっかり反省しましょうね~」

「ゆんやあああああああああっ!!」




結局3人分の「反省会」を強いられ、たまたまりさは開放されて尚も、床の上でビクンビクンと身悶え続けていた。


「ゆ゛……! ゆ゛……! ゆ゛お゛……!」

「はいはーい。それじゃ今日のシメよ~! たっぷり練習したお歌、聞かせてね。早く早くぅ!」


すっかり御機嫌となった女性は、たまたまりさに更なる行為を促す。
それにしてもまりさに「おうた」とは、如何なるものであろうか――。
涙に濡れたゆっくりできない面持ちで、たまたまりさは起き上がり、「ぺにぺに」と「たまたま」を突き出すようにのけ反った。


「ゆ、ゆぅ、ゆっぐ、ゆえええ……」

「ホラ泣いてないで、歌いなさいよ。ホラァ!」

「ゆぎゃあああんっ!」


女性の態度が硬化するや、罰を恐れるたまたまりさは泣く泣く歌い始めた。


「まっ! まっ! まりざのたまたまは~~~♪」


歌いながら「ぽんぽん」を揺らせば、突き出した「たまたま」はブランブランと大きく振れる。
たまたまりさにとって「たまたま」は、弱点であり恥部であり劣等感の塊である。
それを性器である「ぺにぺに」と共に、これ見よがしに突き出して振り回すなど、恥さらしの極み。
ゆっくりできない想いを抱きながら、たまたまりさは懸命に歌を披露した。

しかし、それを聞いていた女性の眉間に縦ジワが走るや――、


「違ぁぁぁうっっ!!」

どむんっ!

「……かっ!? かひっ……! はひぃ……っっ!!」


立ち上がった女性が繰り出した蹴り、その爪先が、寸分違わず「たまたま」を捉えた。
爪先は「たまたま」の片側を完全に潰して、「ぽんぽん」に深くめり込んでいた。
意識を白く輝く激痛に包まれてしまい、たまたまりさは言葉を発せず、白目を剥いて痙攣する。
同時に全身から汗や涙や泡状のよだれ、「しーしー」等あらゆる体液が漏れ出した。


「……っぽっ! ほっぽぉ……! ひぴぴぴぃっっ!! かきききひぴぃっ!! ぽぴぴぴぴぴぴぃっっ!!」

「だーからぁ、そこは金玉って教えたでしょ。金玉よ、き・ん・た・ま!
 もぅ、しょうが無いわねぇ」


女性は恥ずる事無く睾丸の俗称を唱えながら、たまたまりさの上でオレンジジュースが入ったコップをひっくり返す。
悶絶してブリッジ状にのけ反った身体に浴びせられる液体。その光景は30年程前のダンス映画のワンシーンを彷彿とさせた。


「ゆっ……! ゆひぃ、ゆひぃぃ……!」

「ハイ、最初からやり直し。早く!」


オレンジジュースで潰れた「たまたま」は治ったものの、凄まじい激痛とそれを受けた恐怖は記憶に新しい。
息も絶え絶えながら、たまたまりさは再び「おうた」に臨む。


「まっ! まっ! まりざの! き、きん! きん……!!
 やだ……! いやだあああ! たまたまなのにいいい……! き、き、きんたまさんじゃないのにいいい……!」


言い回しに強いこだわりを持つゆっくりにとって、対象を別の言葉で言い換える事は、やはりゆっくりできない行為だ。
自らの大切な一部である「たまたま」を、人間の言葉である金玉と言い換える事は、もちろんゆっりできない。
さらに金玉と言う単語は、たまたまりさにとって何とも言えない恥ずかしさを覚えさせ、強い抵抗感を生みだしている。
それを知っていて尚、女性は歌を強制しているのだった。


「できないのお? できないなら、もう一回潰しちゃおうかァ?」

「ゆっぴいいいいいっ!!?」


女性の沈んだ声に、冷たい表情に、たまたまりさは餡子が凍るような感触を覚えた。
やると言ったら絶対にやる。そうした凄味を全身から醸し出す女性。
その姿に、たまたまりさは「おそろしーしー」を漏らしながら、姿勢を正して「たまたま」を突き出し、力いっぱい振り回した。


「まっ! まっ! まりざのきんたまは~~~♪ かぁぜにゆられてぶぅらぶら~~~♪」

「いいわよ! ハイ、そこもう一度!」

「まっ! まっ! まりざの! きんたまは~~~♪ かぁぜにゆられて! ぶぅらぶら~~~っ♪」

「よ~しよし! それじゃ本番! 最後まで通して歌いなさい!」

「ま゛っ! ま゛っ! まりざの! きん!たま!は~~~!! かぁぜにゆられで! ぶぅらぶぅらあああああっっ!!
 そぉれをみでいだ、おねーざん!! ぽんぽんかかえで! あっばっばあああ゛~~~っっ!!」


最後には歌ではなくなり、もはや絶叫だった。
歌い終わって尚、「ぽんぽん」の下で「たまたま」がブルンブルンと大きく揺れていた。
泣き濡れて無様極まりないたまたまりさの姿に、女性は歌われた通りに腹を抱えて笑い転げる。


「ぶっはははははっ!! アーハッハッハハハハッ!! ひーっ! 苦しーっ!! あーっハハハハァッ!!」


遠慮のない嘲笑を浴びせられれば、たまたまりさは自身の情けなさで一杯になり、更なる悲しみが込み上げてしまう。
これ以上惨めな姿ををさらけ出したくなくて、下唇を噛み締めながらむせび泣くも、すぐに堪え切れなくなる。


「ゆっ……! ゆぐっ! ゆぇぇぇ……! ゆ、ゆ、ゆああああああああああああんっ!!
 もういやだあああっ!! ゆっぐりでぎないよおおおっ!! ごんなのあぁんまりだあああああっっ!!
 ゆあっ! ゆあぁっ! ゆあああああああああああんっ!!」


感情の赴くままに、全身を震わせて泣き声をあげるたまたまりさ。
ゆっくりできない気持ちが絶望的なまでに満たされようとした、その時――、


「ん~っ。まりさちゃん、とっても上手に歌えたわね~。すごくゆっくりできたわ~」

「ゆぁぁ、ゆぁ……!?」


女性はたまたまりさを優しく抱き上げると、猫撫で声で語りかけた。
先程までの攻撃的な感情はどこへやら、穏やかな雰囲気を醸し出す女性の胸元に、たまたまりさは思わず身を委ねる。


「ゆ、ゆぅ、たまたまりさ、ゆっぐぢしでだ……のじぇ? おねーざんを、ゆっくりさせられた、のじぇ……?」

「うん! 最高にゆっくりできたわぁ。ありがとうね、たまたまちゃん!
 さ、一緒にお風呂入ろ。キレイキレイにしてあげる。そうしたら、ゆっくりお休みなさいね」

「ゆ、ゆわあああい! ゆっくちしていってねぇ~!!」


冷酷な支配者が見せた耳かき一杯分の優しさ。
だがそれは、身も心もボロボロにされたたまたまりさとって、身体中に沁み渡る暖かな「ゆっくり」なのだ。
これぞ飴と鞭。追い込みはするが追い詰めはしない、服従関係を長持ちさせる巧みな操縦術である。

こうして丁寧に手入れされた後、安眠箱に入れられて、たまたまりさの一日が終わる。
目が覚めれば再び地獄のごとき責め苦を受ける、その時までの仮初めの安息であった。








人間社会におけるたまたまりさの需要。
それは、現代社会で生活する女性達のストレス発散に使われる、精神医療器具なのである。


社会人になって自分の思い通りに生活できる者は、ほんの一握りだ。
大抵は生活維持のために望まない行為に打ち込み、時には理不尽に耐え忍ばなければならない。
感情が表面に出やすい女性にとって、それを封じ込める過度の忍耐は心身のバランスを大きく崩す要因である。

そうして精神を病む女性達に対し、たまたまりさを持て余していたゆっくり業者が暗躍した。
彼らは先だって精神科医達と提携し医学会と通じて、たまたまりさを精神医療器具として認可させる事に成功する。
モルモット等と同様、その身を持って人間の役に立ってもらう。それが目論見であった。


器具としてのたまたまりさの使い方はただ一つ。取り澄ました世間体を捨て去り、本能と感情の赴くままに扱うこと。
腹が立てば虐め、見下したければ嘲り、支配したければ屈服させ、愛おしくなれば愛でる――。
抑圧された感情の矛先を、無力で無能で無抵抗な存在に突き立てることで、ストレスを適切に発散できるのである。
この非日常的な体験は薬と違って身体を蝕まず、予想以上の治療効果を発揮した。

諸事情により家庭で使用できない場合は、たまたまりさを所持する精神科に通院しての治療も薦められる。
しかしながら、やはり自分の所持品である方が効果は絶大で、外部に個室を借りてまで購入に踏み切る患者が後を絶たない。
こうしてたまたまりさを使用する患者達は能率も大幅にアップし、人当たりも良くなって周囲に良い影響も与えたのだ。

ちなみに上記の女性は順調に出世を繰り返し、生涯独身のまま経済界の重鎮にまで上り詰める。
成功の秘訣は毎日行っているストレス発散である、とコメントを残して。


勿論たまたまりさの扱いに対してゆっくり愛護団体は黙って見ているはずも無かったが、権力者達はこぞって彼らを封殺した。
社会がうまく回るならば犠牲を払う事に躊躇が無い。そんな連中に対し愛護団体は無力同然で鳴き声を上げるに留り、今日に至る。
自らを犠牲にしてたまたまりさをゆっくりさせようと言うバカは、ついに現れなかった。




自然界においては生存能力が皆無であり、人間社会において器具としてのみ存在する事を許されたたまたまりさ。
一体全体、何を考えて、何がしたくて生まれてこようとするのだろうか――?


「うまれちゃうのじぇ! ちゃまちゃまりちゃがちゃまちゃまうまれちゃうのじぇ!
 きしぇきのゆっくち! ちゃぢゃいましゃんじょう!なのじぇ!
 みなしゃんゆっくちしちぇいっちぇ……ゆ゛ぉっっ……!? ~~~っ!! ~~~っ!!
 こひゅっ! ぽぴっ! ぷりぴゅべりぽっぱらぴっぽ~~~っっ!! ……ぼばっっ!!
 ……も、もっぢょ、ゆっぐぢ、じぢゃが……」


恐らく考えるだけ無駄なので、理解しようとする者はそのうちいなくなった――。











ゆっくりいじめSS・イラスト ※残虐描写注意!コメント(33)トラックバック(0)|

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コメント

4843:

初めてゆっくりに同情した・・・

2013/03/03 07:45 | 名無しさん #BSnaxvNg URL [ 編集 ]
4845:

玉ヒュンしてロクに読めなかったわ……
筆者女だろコレ絶対

2013/03/03 07:58 | 名無しさん #- URL [ 編集 ]
4847:

まりちゃやまりしゃはそのだじぇ口調が非常にウザく、
もっともビキビキくるゆっくりだがこれは同情した
女尊男卑は最低、どれだけ女が優遇されてるかわかってるのか

2013/03/03 10:49 | 名無しさん #ZXOsPrGI URL [ 編集 ]
4848:

たまを何度も潰される恐怖におびえながら生き続けるとか地獄すぎるわ・・・

2013/03/03 11:22 | 名無しさん #- URL [ 編集 ]
4850:

…は?なにこれ?気持ち悪い…。
もうキモイとかそんなレベルじゃない。
こんなゆっくりいたら吐きそう…。
このssに絵がないことがせめてもの救いだわ……。

2013/03/03 11:32 | 名無しさん #- URL [ 編集 ]
4851:

いいね!

2013/03/03 12:31 | 名無しさん #- URL [ 編集 ]
4852:

ストレス発散なら
普通のゆっくりで事足りるんじゃ・・・

2013/03/03 13:18 | 名無しさん #- URL [ 編集 ]
4854:

自分が男だから過敏になってるのかもしれないけど
男性を「たまたまりさ」というものに見立てて虐めたいだけのSSの様に感じた
まぁ虐待パートだけは良かった
ゆっくり(特にまりさ種)が惨めに泣き喚くのはいつ見てもゆっくりできるね

2013/03/03 13:46 | 名無しさん #- URL [ 編集 ]
4857:

まりさェ

2013/03/03 14:48 | 超絶善良しか愛でない者 #- URL [ 編集 ]
4858:

ゆっくりの幼児語はホントにキモいし猛烈に腹が立つ
特に怒りの表現の「ゆっくちぷんぷん」「ゆっくちぷんぷくりーん」
などとやられた日には、SS読んでるこっちが怒りのあまり血圧が上がりめまいがしてくる
他にも「あんよ」「おめめ」「ぽんぽん」「おちびちゃん」
などと言ってるのを見ると、ホントピキピキくるわ

2013/03/03 15:15 | 名無しさん #X.Av9vec URL [ 編集 ]
4860:

じゃんぷでございまずぅぅぅぅで爆笑した

2013/03/03 16:02 | 名無しさん #- URL [ 編集 ]
4866:

内容は面白かったけどネーミングセンスだけが気に入らない

2013/03/03 18:57 | 名無しさん #- URL [ 編集 ]
4868:

キンタマー

2013/03/03 20:33 | 名無しさん #- URL [ 編集 ]
4870:

この女ババアじゃないですかーやだー

2013/03/03 22:24 | 名無し #- URL [ 編集 ]
4876:

俺の玉がヒュンってなった…
玉持ちとしてこの亜種には同情するわ。
てかこの作者女だろ

2013/03/04 09:05 | 名無しさん #- URL [ 編集 ]
4879:

まりさェ まりさェ

2013/03/04 13:18 | 超絶善良しか愛でない者 #- URL [ 編集 ]
4883:

中盤まで面白かったのに、話がババアの家に移ってからつまらなくなった

2013/03/04 18:01 | 名無しさん #- URL [ 編集 ]
4895:

女尊男卑だのヘミニズム(笑)だの以前に、奇形饅頭ごときを人間に見立てるって言う思考が、不愉快極まるもんがありますわ
お前には、人間として最低限の自尊心もないのかと小一時間

2013/03/04 23:09 | 名無しやん #- URL [ 編集 ]
4896:

お前こそ二次創作の感想に人間の尊厳(笑)を語るとか馬鹿なの?死ぬの?て

2013/03/04 23:17 | 名無しさん #- URL [ 編集 ]
4897:

こんなキチガイが出世できるほど甘い世の中ならいいのに

2013/03/05 02:09 | あ #- URL [ 編集 ]
4899:

お前ら普段は「ざまあねえなクソ饅頭!!汚物は消毒だ!!」とかほざき散らしてるくせに、金玉がついたってだけで「可哀想。同情する」「これ女だろ書いたの」とか一気に批判に回るんだから爆笑物だわwwwwwww

2013/03/05 04:59 | 名無しさん #- URL [ 編集 ]
4900:

生首に金玉がついてるのを想像したら気持ち悪くなってきた・・・。

2013/03/05 07:38 | 名無しさん #- URL [ 編集 ]
4902:

※4899に同意。
痛みを与える、一つのアイデアじゃん。

2013/03/05 12:19 |   #- URL [ 編集 ]
4915:

所詮餡子の詰まった玉
てか想像したらキモ過ぎ
自分でしゃぶるのくだりとか
潰してえ・・・

2013/03/05 20:55 | 名無しさん #- URL [ 編集 ]
4931:

ストレス溜めこんだキャリアババアに罵られながら玉踏まれるとか
代わってくださいマジで
我々の業界では御褒美です
オフィスでお局様に周りを取り囲まれながらだと完璧

2013/03/06 14:57 | 名無しさん #- URL [ 編集 ]
4935:

こういう話作っちゃう女がむかつく

2013/03/06 20:27 | 名無しさん #- URL [ 編集 ]
5067:

男として金玉は見てて痛いなぁ、と思ってたが
よく考えたら普段まむまむにつまようじ刺したりするの喜んで見てるし
男性的な部分が攻められた時だけ文句言うのも勝手だなと思い直した
それに純粋に虐待のバリエーションが増えるのは楽しい

2013/03/12 01:34 | 名無しさん #- URL [ 編集 ]
5190:

たまたまりさwwwwww
絶対に生まれ変わりたくねぇ。

2013/03/18 04:27 | 名無しさん #- URL [ 編集 ]
5456:

※4895
※4899
※4902
※5067
いきおくれババアって自演好きなんだね

2013/03/27 13:22 | 名無しさん #- URL [ 編集 ]
5515:

ひでぇなおい

2013/03/29 12:42 | 名無しさん #- URL [ 編集 ]
6168:

なんでお前ら普段ぺにぺに切断とかの描写でも何も言わないのにこういうときだけ反応するんだよwww

「たまたま」って言い方にこだわるまりさが笑える

2013/04/19 03:17 | 名無しさん #- URL [ 編集 ]
8194:

いたそう(KONAMI)

2013/06/26 18:13 | 名無しさん #- URL [ 編集 ]
8218:

これは心底まりさに同情するわ…
手を合わせて合掌すらしたくなる

2013/06/27 00:03 | 名無しさん #- URL [ 編集 ]

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