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2442:ゆートピア式駆除法

2013/04/07 (Sun) 21:00
「ゆっくりいそぐんだねー」

一匹の野良ちぇんが道路の端を跳ねていた。
目的地まではそう遠くないが、ゆっくりし過ぎて遅れる訳にはいかない。

駅前を通り過ぎる時に、ゆっくりしてない声が聞こえてくる。

「にんげんさん! みょんをかってくださいいい! みょんはきんばっじさんでした! にんげんさんをゆっく(ry」

ボロボロのみょんが泣きながら哀願している。
ちぇんは一瞬迷った後、みょんの所に行った。

「ゆっくりしていってね」
「ゆあああああ……ゆ? ゆっくりしていくみょん」
「どうしたんだねー?」
「みょんは! みょんはなにもわるいことしてないのにいいい!!」
「おちついて、ゆっくりするんだねー。さわぐと にんげんさんにつぶされるんだよー」

家で留守番していた飼いみょんは、窓ガラスをぶち破ってきた野良れいぱーに無理矢理すっきりーされた。

「んほおおお! とかいはな みょんねええええええ!」
「はくろーけん! はくろーけんさえ あればみょおおおおおん!!」

「「すっきりーーーーー!!」」

そこにちょうど帰ってきた飼い主。状況を理解した飼い主は問答無用でれいぱーを潰した。
植物型妊娠したみょんは実ゆを潰す潰さないで飼い主と対立。結果として実ゆを全て潰された上で捨てられたらしい。

「ゆぅぅぅ。ごはんさんはどこにもないし……このままじゃ えいえんにゆっくりしちゃうみょん」
「じじょうは わかったんだねー。ちぇんについてきてねー」
「ゆ? どこにいくみょん?」
「かいゆっくりに なりにいくんだよー」
「ゆゆっ!? か、かいゆっくりになれるみょん?」
「とりあえずここからはなれるんだねー。わかってねー」

ちぇんが先導して歩き出す。辿り着いた場所は公園内にあるジュースの自販機だった。
自販機の裏には大小合わせて二十匹ほどのゆっくりがいる。みな視線を上げて自販機の裏を見ていた。
そこにはディスプレイが埋め込まれており、おかざりに金バッジを付けたぱちゅりーが映っている。

『むきゅ。数の数え方を教えるわ。1の次は2、2の次は3。たくさんじゃなくて、3よ。そして3の次は4――』

「みょん、あのぱちゅりーのいうことを おぼえるんだねー。もとかいゆっくりなら、らくしょうなんだねー」
「おべんきょうしてるみょん?」
「そうだよー。かしこいゆっくりは、『こうはいじょ』のかいゆっくりになれるんだよー」
「こうはいじょ?」
「とにかく、いまはおべんきょうするんだねー」
「ゆっくりりかいしたみょん」

画面のぱちゅりーは銀バッジゆっくり用の勉強を教えている。
その場にいるゆっくりの反応は様々だ。

「ちゅまんにゃい! れいみゅ、もっちょゆっくちしちゃい!」
「おちび、かいゆっくりになれば、あまあまがたべられるのぜ。がんばるのぜ」
「やぢゃやぢゃやぢゃ! れいみゅ、ゆっくちしゅる! あみゃあみゃもたべる!」
「しずかにしなさい。ありすの おべんきょうの じゃまよ」
「ご、ごめんなんだぜ」
「うるしゃいのは、そっちぢゃよ!」

「いち、に、さん、よん、えーとえーと……おもいだせないわ」
「よんのつぎはごよ。むきゅ」
「ありがとう、ぱちゅりー」

「ゆっへっへ。おおばかだらけで いやになるのぜ。まりささまなら こんなのよゆうなのぜ」
「ゆゆ~ん。さすがはれいむのまりさだよ~」
「おちょーしゃん、しゅごいのじぇ!」
「れいみゅも、よゆうっだよっ!」

実に騒がしいが、人が少なくなる時間帯にだけディスプレイの電源が入る仕組みだけなので騒音が問題になることはあまり無い。
そして偶に人が来てもゆっくりを無視することが多い。
『単純に関わるのが面倒だから』という理由もあるが、『ゴミ漁りしてるならともかく、勉強を頑張ってるのなら放っておいてやろう』と考えるからだ。
もちろん「ヒャッハーー! 野良ゆ狩りが楽で良いぜええええ!」という人もいるにはいるが、勉強会は概ね平穏である。
ついでに言うと、自販機には空き缶用のゴミ箱と共にゆっくり専用ゴミ箱も設置されている。
ジュースを買いに来た人に絡んだゆっくりは、大抵の場合そこに入ることになる。

画面に映るぱちゅりーがシメの挨拶に入る頃、一人の青年が自販機の所にやってきた。

「結構いるな。ゆっくりしていってね」
「「「「ゆっくりしていってね!!」」」」
「試験会場に行くゆっくりはお兄さんについておいで」
「「「「ゆっくりりかいしたよ!!」」」」

歩き出す青年にゆっくり達が着いて行く。

「ちぇん、ばっじしけんをうけるみょん?」
「にゅうしょしけんなんだねー。さっきのべんきょうは、りかいできたんだねー?」
「うん。もちろんだみょん」
「それならあんしんだねー。しけんにうかれば かいゆっくりになれるけど、おちたらかこうじょいきなんだねー」
「かっ、かこうじょっ!?」
「うかれば もんだいないんだねー。ふあんなら すきなだけべんきょうしてから いけばいいんだねー。どうする?」
「ゆ……みょん、おなかぺーこぺーこだみょん。ゆっくりしてられないから、いくみょん」

みょんは加工所という単語に恐怖を覚えていたが、それは周りのゆっくりも同じだった。
まぁ体を小刻みに震わせている者がいる一方で、余裕の笑みを浮かべている者もいるのだが。

公園を出た所には一台のバンが停めてあった。
青年がバンの背面ドアを開ける。中には大きな棚と板があった。棚には既に数十匹のゆっくりがいて、わいわいゆんゆんと騒がしい。
青年は引っ張り出した板を使い、地面から棚へのスロープを作った。

「よーし、お前らこれを上れ。ちび共はこのカゴに入れ」
「はああああああ!? かわいいれいむの おちびちゃんをどうするつもりなの!?」
「まさか、くそじじいはろりこんなのぜ? おまえには ぜったいに やらないのぜ!!」
「…………」

青年は後ろを振り向くと棚にいるゆっくり達に声をかける。

「この狭い所に、もしおちびが一緒に乗ったらどうなると思う?」
「きっとつぶれちゃうよ!」
「というか、つぶれてるみょん。ゆっくりできないにおいが ちょっぴりのこってるみょん」
「とかいはな おにいさんにあずけたほうが あんぜんね」

「ゆぐぐ、しかたないね。ちょっとでもけがさせたら、ゆるさないからね!」
「もしきずつけたら、ばいしょうきんとして、たべきれないほどの あまあまをようきゅうするんだぜ!」
「……それはいいね。しなない ていどに けがさせてね! そしてあまあまちょうだいね!」
「どぼぢてしょんなこというにょおおおおお!?」
「いたいのはいやぢゃああああああああ!!」
「お前らゆっくりし過ぎだ。さっさといくぞ」
「おしょらをとんでるみちゃい!!」

青年は子ゆ赤ゆを回収してカゴに入れていく。
その後は幾つかの自販機を回り、そこでもゆっくりを回収していった。



終着点は野良ゆっくり起死回生のぷれいす、交配所である。
ちぇんと元飼いみょんが乗ったバンが門を通り抜けて敷地内に入った。
青年は所定の位置にバンを止めると、また板を使ってゆっくりを下ろしていく。

「ゆぅぅぅん。せまくてゆっくりできなかったよ。のーびのーび!」
「ここが『こうはいじょ』なのぜ?」
「ありすの とかいなおちびちゃんを はやくかえしなさい」

降車したゆっくりが思い思いにしゃべっていると青年は、

「試験が始まるまでここにいるんだぞ。試験をすっぽかしたら交配所に入れなくなるから、探検とかお散歩じゃなく日向ぼっこでもしてゆっくり待ってろよ」

と言うと、ゆっくりの返事も聞かずにバンに乗り込んで行ってしまった。

その後は数台のバンが代わる代わる到着してはゆっくりを下ろして去っていく。
やがて交配所の駐車場には大小あわせて五百を超えるゆっくりが集まった。駐車場はゆっくり達の声で耳が痛くなるくらいにうるさい。
そこに拡声器を通した人間の声が響く。

「これから試験についての説明をします。ゆっくりしていってね」
「ゆっくりしていってね!!」×500

「さて、まず始めに注意することを言います。これから先はおしゃべりしてはいけません。ゆっくり理解したよ、も言わなくて良いです」
「なぁ~に めいれいしてるのぜ? くそにんげんは じぶんのたちばを りかいしてないのぜ?」
「騒ぐゆっくりは試験の邪魔! ゲスに試験を邪魔されて不合格になるのはイヤですよね? 騒ぐゆっくりは皆で制裁しましょう!」
「げらげらげら。せいっさいされるのは ばかなくそにんげゆげばあああああっ!?」

早速、騒いでいた野良まりさが周囲のゆっくりに飛び掛られ、押し潰された。

「お、おちょうしゃああああああああゆびゅっ!?」

その家族らしき子ゆっくりも叫び声を上げたので潰された。

この試験は命がけ。合格ならゆん国で、不合格ならゆ獄なのだ。速やかな制裁はむしろ当然といえる。
二匹の馬鹿が良い見せしめになったのか、それから先に騒ぐゆっくりはいなかった。

拡声器を持った職員が合図をすると、他の職員が駐車場に一本のロープを置いた。

「では問題。ゆっくりと人間では、ゆっくりの方が強い。正しいと思うゆっくりはこっちに、間違ってると思うゆっくりはこっちに移動して下さい。おしゃべりは勿論ダメですよ」

(どすなら くそにんげんなんて いちころだよっ!)
(にんげんさんのほうが つよいんだねー。わかるよー)
(ゆっきゅりしちぇない くしょにんげん なんかに、まけるはずないのじぇ!)
(むきゅ。ゆっくりのほうが とうっぜんっ つよいけど、ここは にんげんさんの ごきげんとりをするのが けんじゃのせんたくね)
(おねえさんの おしおきはいたかったみょん。にんげんさんのほうがつよいみょん)

混雑しているのでずーりずーりと這って動くゆっくり達。
やがて動きが止まった時、実に八割以上のゆっくりが『ゆっくりの方が強い』側にいた。

「こちら側にいるゆっくりは、あの人間さんについて行ってください。まだ試験中ですから喋ってはいけませんよ」

一人の職員が手に持った小さい旗を振り、ゆっくり達を誘導する。

(げらげら。あいつらは ふごうかくっ なのぜ! そこで えいえんにゆっくりしてるがいいのぜ!)
(れいむの ばらいろの ゆんせいが まってるよ!)
(これからは おもうぞんぶん、とかいはなこーでぃねーとを たのしめるわね)
(ゆっきゅりできにゃい ばかがおおいにぇー。ゆぷぷぷ)

「はーい。こっちだよ。喋らないでゆっくり進んでね」

交配所の横手に回るとベニヤ板で作られた安普請の通路がある。
そしてその通路は交配所ではなく加工所の方へと続いているのだった。



(……あいつら まったくべんきょうしてないんだねー。わかるよー)
(あのゆっくりたちが、ぜんいん かこうじょいき? こ、このよは きびしすぎるみょん)
(ぱちゅりーが『たくさんのゆっくりが かこうじょにいく』っていってたから、とりあえず すくないほうにきたけど、あってるの? ねぇ、あってるの!?)
(どどどどきどきするのぜ。でででででもいまはしけんさんに しゅうっちゅうするのぜ)

「問題。ゆっくりと人間では、ゆっくりの方が賢い。正しいと思うゆっくりは(ry」
「問題。うんうんは自分がしたい場所でして良い。正しいと思うゆっくりは(ry」
「問題。人間はゆっくりの奴隷である。正しいと思うゆっくりは(ry」
「問題。6の次は7である。正しいと思うゆっくりは(ry」

問題が二十を超えた時、駐車場に残っているゆっくりは僅か30匹ほどだ。
ちぇんと元飼いみょんもその中にいた。

「では皆さん、こちらについて来て下さい」

拡声器を持った男に連れられて、ゆっくり達は交配所の中に入っていった。
通路を進み大部屋に到着する。全員が中に入るとドアが閉められた。
男はゆっくり達を見回して言った。

「ここにいないゆっくりは全員加工所に行きました。一次試験、合格おめでとう。もう喋っても良いですよ」

ゆっくり達がビクリと体を震わせる。会話を許可されたのに喋る者はいなかった。

「二次試験は人間と一対一でお話します。人間は五人いるので五匹ずつ試験します。私が選びますね」

職員の男が適当にゆっくりを指名する。
偶然、元飼いみょんとちぇんが最初に選ばれた。

「れ、みょん! がんばるんだねー!」
「ちぇんもがんばるみょん! いっしょにごうかくするみょん!」

大声である。
不合格なら加工所行き、という恐怖を声を張り上げることで誤魔化しているのだった。

隣室に場所を移して二次試験が始まる。これは普通の銀バッジ試験と大差ない内容だ。
飼いゆっくりとしてのルール。数の数え方。時計の見方。etc.etc.

二次試験を突破できたのは元飼いみょん、ちぇん、まりさ、れいむ、ぱちゅりー、赤ぱちゅりーの僅か六匹だった。

「うぅぅ、あんよがふるえてるんだねー」
「みょんもだみょん。よかったみょん、ほんとうによかったみょん」
「ゆふぅ。ようやく のらせいかつとは おさらばなのぜ」
「これからはゆっくりできるね!」
「むきゅきゅ。かんたんだっちゃわ。もっちょもっちょ、たっくしゃんべんきょうしちゃいわ」
「さすがは ぱちぇのおちびちゃんよ。もうけんじゃの へんりんをみせているようね」

ここで男性職員は退場し、女性職員が部屋に入ってきた。
女性であることと、その優しげな顔立ちが緊張冷めやらぬゆっくり達に幾ばくかの安心感をもたらす。

「こんにちは。皆、ゆっくりしていってね」
「ゆっくりしていってね!」×6
「お姉さんに着いて来てね」
「ゆっくりりかいしたよ!」×6

移動先はタイル張りのシャワールームだった。

「試験お疲れ様。よく頑張ったね。みんなお腹空いてるでしょう? まずはご飯にしましょうね」
「ゆゆっ! ご、ごはんさんっ!?」
「そうよ。でもちゃんと飼いゆっくりのルールを守るのよ? いい?」
「ゆっくりりかいしたよ!!」×6
「じゃあ、はい。ゆっくりフードよ」
「ゆっくりいただきます!」×6

ムシャムシャ

「ししししし、しあわせーーーーー!!」×5

元飼いみょん以外は初めて食べる甘味に思わず声を上げ、女性職員に注意されるのだった。

食事が終われば排泄である。

「うんうんとしーしーは、あの排水溝にしてね」
「ゆっくりりかいしたよ!」×6

排泄が終われば洗浄である。

「ゆっくりは体やお飾りをぺーろぺーろして綺麗にするよね?」
「そうなのぜ!」
「私に任せれば新品のように綺麗にしてあげるわ。どうする?」
「おねがいしゅるわ!」
「みんなのお飾りを外すけど、ゆっくり我慢してね」
「お、おかざりがないのは ゆっくりできないんだねー!」
「みょんは へいきっだみょん!」
「あら? もしかして、あなたは元飼いゆっくりなのかしら」
「そうだみょん!」
「じゃあ、あなたに協力してもらおうかな」

エプロンをつけた職員がゆっくり達を抱き上げ、部屋の隅に置いてある透明な箱に一匹ずつ入れていった。
みょんからお飾りが取り外される。
途端、みょんを蔑むような目でみる野良ゆ達。あのちぇんすらゆっくり出来ない顔で元飼いみょんを見ていた。
例え賢くとも、お飾りを外す訓練をしていないゆっくりは大抵こういう反応を示すのだ。
だが個別に透明な箱に入れられているので嘲りの声は聞こえないし、制裁も行えない。
女性職員は洗剤を溶いたお湯でリボンを手早く洗い、二、三度振って水をきってからみょんに付ける。
そして透明な箱の蓋を開け、野良達に声が聞こえるようにした。

「で、他のみんなはどうする?」
「おねえさんは、みょんたちをびゆっくりにしてくれるみょん! がまんする かちはあるみょん!!」
「じゃ、じゃあちぇんもおねがいするんだねー」
「まりさもなのぜ!」

みょん→ゆっくりできないゆっくり→美みょん。の流れを見せられた野良ゆ達は素直に従った。

お飾りは洗濯機にまとめて放り込まれ、その間にゆっくりの体が洗われる。
野良達は、

「お、おみずしゃんは ゆっくちできにゃいわ!」

などと怖がっていたが、今回も元飼いみょんが率先して洗われることでスムーズに進む。

汚れが落とされたゆっくり達にお飾りが返された。

「みょんの ゆっくりしたおりぼんさん、おかえりだみょん!」
「すごいのぜ! おぼうしさんが、ぴっかぴかなのぜ!!」
「しんじられないんだねー! みんな、びゆっくりなんだねー!」

身奇麗になったゆっくり達は広い部屋へと連れていかれた。
そこには30匹ほどの成体ゆっくりと15匹の子、赤ゆっくりがいた。

「新しい仲間を連れてきたわよ」
「ゆっくりいらっしゃい!」
「ゆわーい! みんにゃでゆっくちしようにぇ!!」
「まりさは おまえたちを かんげいするのぜ。ゆっくりしてくがいいのぜ」
「ゆっくりしていってね!!」

入所したばかりのゆっくり達は少し驚いた様子を見せたが、すぐに

「ゆっくりしていってね!」

とお決まりの挨拶を交わし、輪の中に加わっていくのだった。



ちぇんは今までの野良生活とはかけはなれた、ゆん国での毎日を満喫していた。

「ゆぅ~~ん。ゆっくりおきるんだねー。のーびのーび」

毛布の上で体をほぐす。
毛布は厚手で柔らかだ。その暖かさたるや、枯れ草や週刊誌で作ったベッドとは比較にならない。
野良ならばこの毛布をめぐって殺し合いが起こっても不思議ではないほどだ。
そんなことを考えながらちぇんは毛布に顔をこすりつけた。

冷暗所のような薄暗い部屋がゆっくり達の寝床だった。
スロープ付きの棚に間隔を空けて透明な箱と衝立が置かれている。
一家族が楽に眠れる大きさの箱には簡単な留め金のドアが付いている。
防音機能もあるので、すっきりーしても他ゆんには聞こえない。

ちぇんは留め金を外して箱を出る。
薄暗い中、スロープを下りて隣室へ行く。
緞帳のようなカーテンをくぐると、そこはゆっくり達が日中を過ごす大部屋だ。

「おはようなんだねー」
「ゆふふ。もうおひるだみょん。ちぇんは おねぼうさんだみょん」
「すきなだけ ねむれるなんて おちびちゃんのときいらい なんだねー」
「いまから ごはんさんだみょん?」
「そのつもりなんだねー」
「じゃあ、みょんといっしょにいこうみょん。みょんは おひるごはんさんをたべるみょん」

寝起きで若干ぼんやりしたちぇんとみょんが食事場に行く。
そこには餌皿ではなく底の浅い飼い葉桶があり、大量のゆっくりフードが入っていた。

「「ゆっくりいただきます!」」

この交配所では、ゆっくりフードそれなり味を好きな時に好きなだけ食べられるようになっている。
もちろん水も清潔なものを飲み放題だし、水浴び用のスペースがあるのでそこで水浴びもできる。
加工所製の遊具もあり、赤ゆ子ゆはこれらを使って遊ぶことができた。

「はっふ、がふ、これ、めっちゃうめっ!」
「すこしはおちつくのぜ、れいむ。ごはんさんは にげないのぜ」
「うまれてくる おちびちゃんのために たくさんたべてるんだよ!」
「それもそうなのぜ。もっともっとたべて、げんきなおちびゃんをうむのぜ!」

餌桶に顔を突っ込み、尻をぶりぶり振りながらがっつくれいむがいた。その横には番のまりさ。
この二匹はちぇんやみょんと一緒に入所してきた野良だ。
れいむの額には三本の茎が生え、それぞれに6匹ずつ実ゆっくりが実っている。

交配所では良質な餡統を作り出す為にすっきりーが推奨されているのだった。
そして食事が食べ放題ということもあり、入所したれいむとまりさは番になってすっきりーを重ねたのだ。

「あのふたり、だいじょうぶなのかなー。わからないよー」
「すきに させとくみょん。つぎのしけんに ごうかくすれば もんだいないみょん」
「そうだねー。しょくやすみをとったら、またいっしょにべんきょうしようねー」
「わかったみょん」

部屋の一角には勉強用のスペースがある。
そこには三台のディスプレイがあり、それぞれ赤&子ゆ用、銀バッジ用、金バッジ用の勉強動画をエンドレスでリピートしている。
交配所のゆっくりはいつでもここで勉強できるようになっていた。

ちぇん達が入所してから一週間後。試験が行われた。

「おちびちゃん達はこっちに来てねー」
「ゆ! くしょにんげんが、きたのじぇ! まりちゃがやっつけるのじぇ!!」

職員の女性が赤ゆ&子ゆ達を集めていると、れいむとまりさの間に生まれた赤ゆっくりがそんなことを言った。
番の二匹は「ゆふふ、おちびちゃんってば やんちゃだね!」とか「さすがまりさの おちびなのぜ!」などとニコニコしている。

「…………」ヒョイッ
「ゆわっ! まりちゃは おおぞらをてにいれゆぴぃぃぃっ!?」

赤まりさは女性によって透明な箱に投げ入れられた。

「この子は加工所に連れて行きます」
「――――ゆああああああ! れいむのおちびちゃんがあああああああ!!」
「――――かえすのぜ! まりさのおちびをかえすのぜえええええええ!!」
「静かにしなさい。飼いゆっくりのルールを守れない子はいらないの」
「いらないってなんなのぜ!? おちびは――」
「あなたも加工所に行く?」
「ゆひぃっ!?」

女性はため息を吐いてから言った。

「あなた達がちゃんと教育してれば、こんなことにはならなかったのよ」

女性の視線の先には「おねえちゃんを かえしぇー!」とか「くしょばばあー!」と叫ぶ姉妹達。もちろん容赦なく透明な箱の中に入れていく。
番の赤ゆっくりは18匹もいたが、残ったのは赤れいむ4赤まりさ3のたった7匹だった。
番は涙をだばだば流して女性を睨んでいたが、暴言を吐いたり暴力を振るおうとすれば即座に加工所行きなので、必死で堪えている。

箱を片付けた女性は改めて赤ゆ子ゆ達の前に来る。そして順番に穴の開いた板に乗せていった。
穴をすり抜けるほど小さい者は試験が免除されることになっているのだ。

「最初はあなたからね。のーびのーびしてごらん」
「ゆゆっ! のーびのーび!」
「OK。あなたは試験を受けなくていいわ」

「次はあなたね。はい」
「にょーびにょーび!」
「あなたは試験をうけてね」
「どぼぢでえええ!? れいみゅ、まだあかちゃんぢゃよおお!?」

暴食をして丸々と肥えていれば赤ゆっくりでも試験を受けさせられる。
逆に平均的な成長をしていれば、子ゆっくり手前のゆっくりでもギリギリ免除されるのだ。

子ゆっくり以上のもの達は漏れなく試験である。
試験内容は銀バッジレベル。合格出来なければ、これまた即座に加工所行きだ。

結果、新入所者のれいむと、そのおちびちゃん全てが不合格だった。
すっきりーを沢山して知識が詰まった餡子を我が子に吸われてしまった所為だった。
赤ゆっくり達は暴食をしまくっていた所為で試験を受けるはめになったからだ。

突然、番と子供を亡くしたまりさは呆然としていた。だがこれは完全に自業自得だった。



自動販売機のディスプレイに映る動画では、勉強の前に交配所でのゆっくりの扱いを説明していた。
交配所がどんな場所か。どうすれば入れるのか。住み続けるにはどうすればいいか。
全てを包み隠さず説明しており、そこに一切の偽りは無い。
ディスプレイに映る金バッジぱちゅりーが、

「殆どの野良は不合格になって加工所に行くわ。自信が無いなら絶対に止めておきなさい」

とキッパリハッキリ断言している。それぐらい正直に全てを語っているのだ。
ルールを守らないと加工所行き、定期的に試験が行われること、これらも当然説明されていた。

『ゆっくり相手にそこまで丁寧にしてやる必要があるのか?』と思う人がいるかもしれないので説明をさせて頂く。

一斉駆除 → コスト高。狭い路地などに住むゆっくりまでは駆除しきれない。
毒餌など → 効果があるのは最初だけ。
そしてゆっくりが馬鹿である事を利用して、騙して駆除をする方法。
これはアイデア次第なので様々なやり方があるのだが、『愛護団体が駆除方法をゆっくりにバラしたら終わり』なのだ。

以前、ドスの形をした巨大なバルーンを浮かべて野良ゆを大量に集める駆除法があった。これはかなりの効果があった。
だが愛護団体が野良達に方法をバラした。
ドスを頼るゆっくりの習性を利用しているので野良達は中々学習しなかったが、愛護団体の地道な活動によって今ではもう効果が無くなってしまっている。

だから全てを公開するのはゆっくりの為というより、むしろ『愛護団体への牽制』なのだ。

交配所にはゆっくり用の運動場がある。アクリル板で囲われた運動場に野良は入れないが、見ることは出来る。
定期的に自販機で流す動画を変更し、新しく入所したゆっくりがゆっくりしている様子を映す。
以上のようなアピールも行っている。

愛護団体にバラされて困ることは何も無いし、野良達に嘘八百を吹き込もうとしても、ゆっくりしたゆっくりが実際にいるのだからどうしようもない。

「だからね、このぱちゅりーが言ってる事は全部ウソなのよ。あなた達を駆除するためにデタラメを言ってるの」
「ゆゆっ! で、でも、おとなりにすんでた ありすが うつってるよ! ありすが こうはいじょで ゆっくりしてるよ!」
「やっぱり ゆっくりぷれいすは あったんだねー! わかるよー!」
「まりさは ぜったいに こうはいじょに いくんだぜ!!」
「このぱちゅりーも言ってるじゃない! 殆どのゆっくりが加工所行きなのよ!? 危ないわよ!?」
「ゆぷぷ。れいむなら だいっじょうぶっだよ! だって とってもゆっくりしてるからね!」
「おばさんは ありすの じゃまをしないでちょうだい」
「どっきゃいけー! びゃびゃあーー!」
「……何よ! あんた達の為に言ってるのよ!!」

馬鹿なゆっくり=人間に迷惑をかけるゆっくり達は、こうして自分から交配所を目指し、そして試験に落ちて死んでいく。
人間との力の差が分かる程度に賢いゆっくりは、人に迷惑をかけずにこっそりと暮らす。絡んで来ないなら躍起になって駆除する必要も無い。
そして本当に賢いゆっくりは、交配所に入ってゆっくりとしたゆん生を過ごせる。(ゲスはその限りではない)
ゆっくりフードは隣接する加工所から直接持ってきているし、一斉駆除にかかる人件費がいらないので大幅なコスト削減となった。

愛護団体にディスプレイやスピーカーを破壊される事もあったが、それを想定していた加工所は監視カメラも設置していた。
裁判を起こし、マスコミをも利用して愛護団体の悪行を全国に広める徹底振りで反撃をして以来、だいぶ大人しくなった。

そして現在に至る。
賢く、自制できるゆっくりならば交配所はまさに理想郷(ゆートピア)。
すっきりーが禁止されていない分、一般家庭の平均的な飼いゆっくりよりも恵まれているとすら言えた。

「ち、ちぇん! みょんとずっといっしょに ゆっくりしてほしいみょん!!」
「……うれいしいんだねー! いっしょに ゆっくりするんだねー!!」

そんな二匹の様子を職員が撮影している。
一ヶ月後には動画が差し替えられ、幸せそうな二匹の姿が自販機のディスプレイに映っている筈だ。

そしてそれを見た野良ゆっくり達の内、馬鹿な者は加工所に行き、賢い者は交配所に入ることだろう。





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コメント

5825:

ちょっと消化不足なんだよー分かってねー

2013/04/07 21:20 | 名無しさん #- URL [ 編集 ]
5826:

不覚にも美みょんにワラタ

2013/04/07 21:32 | 名無しさん #- URL [ 編集 ]
5827:

愛護団体をやり込めるとは珍しい
前に作り物の自然で育ったゆっくりを無責任に捨てたゲス愛護団体が出るSS読んでビキビキしてたんですっきりーしたよ!

2013/04/07 21:56 | 名無しさん #- URL [ 編集 ]
5828:

みょんとちぇん幸せになれて良かったね^^
たまにはこういう終わりも悪くない
でも、欲を言えばけんじゃ(笑)が無様に死ぬ場面が
見たかったな~

2013/04/07 22:31 | 名無しさん #- URL [ 編集 ]
5830:

やっぱり れいむとまりさはゴミ糞だな

2013/04/07 22:49 | 名無しさん #- URL [ 編集 ]
5832:

愛護派ざまぁ
善良(頭は悪いけど性格は善良)を助けるのはいいけど。ゲスを助けようとするのわねぇ

2013/04/07 23:41 | 超絶善良しか愛でない者 #- URL [ 編集 ]
5834:

餡庫また移転した…入り方が判らない。誰かわかる?

管理人さんに頼るか知ってる人に教えてもらいたい…

2013/04/08 01:35 | 名無しさん #- URL [ 編集 ]
5841:

ゆっくり本スレを1から読んでね!すごく簡単だからそれだけでわかるよ!

2013/04/08 08:25 | 名無しさん #- URL [ 編集 ]
5844:

ぐぐったら移転先晒してるやつがいて判ったから解決


2013/04/08 11:09 | 名無しさん #- URL [ 編集 ]
5845:

みょんはれいぱー〔〔クズ〕〕に犯されただけで自分からはしなかったから飼いゆを続けてよかったんじゃないか?

2013/04/08 11:18 | みょん好き #- URL [ 編集 ]
5854:

久し振りに見たな、こんな良作!

態々、人間が動くことも無く、野良を集めて、篩いにかけて、ゲスやクズ、無能は加工所、賢いゆっくりや善良種だけを選抜するこの方法。
無駄が殆ど無い、実に効率的な方法だね。

ただ1つ改善すべき点は選抜したゆっくりを売ってくれ!
頼む!みょんとちぇんだけでいいから売ってくれ!
金なら数十万までなら出すから!

2013/04/08 16:02 | ゲス専門の虐待お兄さん #- URL [ 編集 ]
5871:

みょんが飼いゆっくりにしてくれと騒ぐのは珍しいとおもったら、
れいぱーにれいぽぅされたからで、みょんに責任はないじゃねーか。
(子供を潰す潰さないではもめたが)
それにひきかえ、れいむやまりさはマッハでボロがでたな。
加工所ライフを存分に楽しんでくれ。

クソ饅頭の駆除ができてすっきりー。
そして賢い善良が優遇されてゆっくりできたよ。
・・・ゆっくりは全て皆殺し?
いやいや、害にならないゆっくりなら生き残っても良いでしょ。

2013/04/09 00:07 | 名無しさん #- URL [ 編集 ]
6291:

全ゆっくり殺すべし。それが慈悲だ。

2013/04/23 02:19 | ユックリスレイヤー #- URL [ 編集 ]
6423:

>>6291
全ゆっくりを殺したらゆっくりを捕食する生き物(野良猫、野良犬、カラス、虐待鬼威山など)も死んじゃうだろ。少し位は生き残って貰わないと…

2013/04/29 12:43 | 名無しさん #- URL [ 編集 ]
6451:

>>6423
ヒャッッハアアアアアアアアアアアア!!!!!!その通りだぜえええええええええ!!!!!

2013/04/29 23:49 | 名無しさん #- URL [ 編集 ]
6507:

元飼いみょんと賢いちぇんは可愛いねー。やっぱり虐待するのはゲスと人様に対してつけあがる馬鹿に限るねー。
それにしても愛護団体。これは構成メンバーが人だから流石に虐待なんて考えは無いけど…
現実世界にもゴキブリ愛護団体なんてのがあるけどあれはゴキブリが退治されるのはゴキブリの性だから仕方ない(ゴキブリとして生を受けたからには退治されるという運命も背負わなければならない)って所長が言っていた。だから変わった団体だと思われても、団体がどこかと対立することは無い。
に対してこの(フィクションの)ゆっくり愛護団体は「ゆっくりも生()きている」とか頭沸騰した事ほざいていーらいーらしてたから裁判で萎ませたと聞いてスッキリー!したよ。
長文はゆっくり出来ないかな、ごめんね

2013/05/01 02:45 | 名無しさん #- URL [ 編集 ]
6542:

愛護団体のびゃびゃあ(笑)、このくらいでキレててよくゆっくりの愛護なんてやってられるな
賢いのや善良なのしか保護しないってのもいる(という設定もある)のかな

2013/05/01 22:20 | 名無しさん #- URL [ 編集 ]
8142:

米10
飼い主に逆らった時点でNG

2013/06/25 19:30 | 名無しさん #- URL [ 編集 ]
9303:

愛護団体をやり込めたのとみょんとちぇんが幸せになって
且つクズは加工所送りにされた
とてもゆっくりできるSSだった

2013/07/24 10:21 | 名無しさん #- URL [ 編集 ]
10991:

なんてゆっくりした発想力...すげぇ...

2013/09/09 22:54 | 鬼胃散 #- URL [ 編集 ]
19125:

おもしろい!不合格の末路も見たかった!

2015/11/18 18:48 | 名無しさん #- URL [ 編集 ]

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