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4116:ゆっくりのお家を蹂躙してみよう

2015/07/25 (Sat) 20:00
東の空が僅かに白みを伺わせる、夏の明け方の森林公園は静寂の中に包まれていた。
まだ人影もなく鳥の囀りも聴こえてこない公園の脇の公道に、愛車である軽自動車を停めた僕はねっとりとした暑さに悶えながら公園の入り口で立ち尽くした。

まじまじと木々が生い茂った周囲を一瞥すると、車のトランクルームに回って蓋を開ける。
僕は中にはどっしりと何かが詰まったリュックサックと、水槽の様な側面が透明になっている大きな箱を徐に取り出した。

「よいしょっと……さぁて、始めますか」

誰に呟くでもなく僕はそう台詞を漏らしてリュックサックを背負うと公園の内部へ向けて歩き始める。
側に置いた透明な箱には底部に4つの簡素なローラーがついており、丈夫な紐が取っ手の部分と繋がっている。
僕は紐の反対側を右手に持ってそれを引き摺ると、タイヤ付きの箱はカタカタと小刻みに揺れながら僕の後ろを追って付いてくる。

「ふんふんふーん♪」

上機嫌に鼻歌交じりに僕は公園を練り歩く、きらきらと眼を輝かせている幼子の様な姿とは反対に僕は内部でどす黒い思惑を浮かべていた。

それにはつい一週間程前の出来事が関わってくる。
僕はその日出掛ける前に自宅の窓に鍵を掛け忘れるという失敗をしてしまい、帰宅すると案の定ゆっくりれいむとまりさの家族に自宅を乗っ取られてしまい
憎たらしい饅頭にお家宣言をされ、室内は派手に荒らされ日用品やら家具やらが使い物にならなくなる酷い損失を受けたのだった。
その乗っ取ってくれた饅頭は僕の執拗な虐待を受けて永遠にゆっくりしてしまったが、腹の虫が収まらない僕はある一つの妙案を思いついた。

ゆっくりのお家を荒らし尽くしてやろう、と。

これから向かうゆっくりの巣は僕の家を荒らしたゆっくりと全く無関係であるが、
僕はおこがましいのを承知の上で人間代表として毎度毎度人様の根城を蹂躙してくれる
ゆっくりどもに復讐を名目に不幸の押し売りをしてやろうと決め込んだのだ。
これから一方的な力によってゆっくりが泣き喚く姿を想像すると、僕はにやけ顔が止まらなかった。
そんなこんなで森林公園の奥に辿り付くと、茂みが僅かに揺れているのを見つけ僕は身を隠した。
リュックサックから素早く双眼鏡を取り出し、その周囲を見ると成体のゆっくりが数匹いるのが分かった。

「ゆゆっ、むかでさんがいたよ!!おちびちゃんがよろこんでくれるといいのぜ!!」
「ありすもみつけたわ、とってもとかいはなむしさんよ!」
「ゆっ、あっちにおはなさんがさいてるよ!れいむがいちばんのりだよ!」
「むきゅー、このくささんはたべられそうね」

帽子を裏返して中に百足を入れているゆっくりまりさと、アゲハ蝶の幼虫を咥えて嬉しそうに笑っているゆっくりありす、
近くの花壇に駆けていくゆっくりれいむに、食べられそうな草を選別しているゆっくりぱちゅりー、計4匹の成体が狩りを行っている最中だった。
どうやら明け方の比較的涼しい時間帯に狩りをして、暑い昼間の活動を抑える目的のようだ。
僕は騒音が五月蝿い箱を近くに置いて、抜き足でゆっくりの背後に回る、
饅頭どもの視界に入らないように警戒しつつ逃げ足の速そうなゆっくりまりさを捕まえると、金髪のお下げを掴んだ。
突然の衝撃と強い力で持ち上げられ大地から離れていく身体にまりさは大きく悲鳴を上げた。

「ゆ”ゆ”っ!!まりさおそらをとんでるみたぃいいい!!!」

くるっとお下げを捻り、顔面を僕の方に向けさせるとまりさは強張った顔でこちらを見つめてきた。

「おはようまりさ、ゆっくりしてるかい?」
「に、にんげんざんっ!?なにしてるのぜ!!ゆっぐりしないでまりさをはなすんだよ!!」

異変を聞きつけたれいむとありすとぱちゅりーが慌ててこちらに近寄ってきた。

「ここはれいむたちのゆっくりぷれいすだよ!!にんげんさんはゆっくりしないででていってね!!れいむがさいきょうのぷくーっしちゃうよ!!」
「むきゅー、ゆっくりしないでまりさをはなすのよ!!」
「はいはいゆっくりゆっくり」

僕はゆっくりたちの言い分を華麗にスルーしてれいむの揉み上げとぱちゅりーお下げを捕まえる、
ありすだけは両手で抱えて持ち上げると、4匹はぶらぶらと身体を宙に晒して僕に拘束された。
あんよをじたばたと動かしてみるも人間の強力な握力に敵う訳もなく、ゆっくりたちは泣き声を漏らしている。
僕は置いてきた透明な箱にゆっくりぱちゅりーだけを除いて3匹を押し込む、まるでダンボールに詰められた西瓜の様に
狭いボックス内で身体を押し付けあうゆっくりたち、僕を見上げて頬を膨らませ文句を言っている。

「ゆゆっ!!くそじじいなにするの!?ゆっくりしないでだしてね!!」
「こんなせまいところじゃゆっくりできないのぜ!!ゆっくりしないでだすんだよ、ぐずぐずするんじゃないよ!!」

喚き散らすゆっくりを無視して怯えたゆっくりぱちゅりーを持ち上げると、満面の笑みを作って僕は問いかけた。

「ぱちゅりーの巣に案内してくれないかな?」
「む、むきゅー……あ、あなたはゆっくりできないにんげんさんだわ!ぱちゅりーのかぞくにひどいことするきね!!ぜったいにおしえないわ!!」

流石は森の賢者を自称するだけあって頭の回るぱちゅりーは思った通りの反応を示してくれた。
僕はボリボリと後頭部を掻いて虐待して吐き出させるかと考えたが、残り3匹も同じように時間を割いていたのでは、
夏休みの小学生たちが日課としている朝のラジオ体操が始まる時間になってしまうので手っ取り早く見せしめることにした。

「……そうか、残念だけどぱちゅりーは殺す事にするね、ごめんね……」

僕はリュックサックから子供用の鋏を取り出し先端を下にして握り締めると、ぱちゅりーの眼を向けて殴りつける。

「むぎゅうぅううう!!!いぎゃあぁあああ!!!!」

何度も何度も執拗に叩き込む、この鋏は子供用というだけあって先端が丸まっている。
人間の肌に強く打ち付けても痣が出来る程度で出血することはない、殺傷力が極めて低いのだ。

「いだいっ!!!!いだいわっ!!!にんげんざんやべでぇええええ!!!ぱじゅりーなんでもはなじまずがらぁああ!!」

10回目で音を上げるぱちゅりー、しかし僕はぱちゅりーの懇願を無視して更に回数を重ねる。
ぱちゅりーの柔らかい右眼は潰れ、頬は白い生クリームの痣が浮かび、痛みに連動してしーしーとうんうんが捻り出される。
直ぐに死ねるような凶器でないから苦痛が続く、意識は途絶える事無く嗚咽と金きり声が何遍となく上がる。

「むぎゅぎゅぎゅうううううぅうう!!!いじゃいっ!!!!だずげでぇえ!!!」
「これは見せしめだよ、僕の言う事を聞かないからいけないんだよ」
「おじえるっでっ!!!いっだよぉおお!!!ぱ、ぱじゅりーぼばぶべげ!!!」

ちらりと横目で箱を見ると眼を大きく見開き、口をあんぐりと開けて絶句している3匹がいた。
命の救済も切実な願いの全てを無視して凶行に走る僕を見て怯えている様子だった。

「むぎゅ………むぎゅっ………むぎゅ………」

両目を潰され、全身に酷い痣を作ったぱちゅりーが鋏を打ち付けるたびに「むぎゅ……」としか言わなくなった。
もうこのくらいで許してやるべきだな、と考えた僕は鋏を本来の使い方に戻してぱちゅりーの肌に小さく切り込みを入れると
力いっぱい両手で左右に引き千切り中身をぶちまけた、裂けた小麦粉の肌から夥しい量の生クリームが箱の近くに放たれる。
ぱちゅりーはようやく永遠にゆっくりできたようだ、僕は亡骸をぽいっと放り投げると箱かられいむを取り出して尋ねた。

「れいむの巣、教えてくれるかな?」

返り血ならぬ返り生クリームを顔にべっとりとつけた僕をれいむが見て、
恐ろしーしーを漏らし大粒の砂糖水を眼から流したれいむは従順にこくりこくりと何度も頷いて了承した。
ぱちゅりーの壮絶な死は3匹を子羊の様に大人しく素直なゆっくりに改変させた。


箱を引き摺って僕は右手にゆっくりれいむを抱えて、れいむの巣を目指す。
右手のれいむは項垂れて震えているが、ピコピコと揉み上げを示して巣の方向を僕に伝える。
後ろの2匹は悪路を強引に突き進んでいく為に、箱が激しく揺れ内部でのた打ち回っている。
よく耳を澄ませば軽い悲鳴が上がっているが僕は無論のこと無視して歩を進める。
一本の大木の前でれいむのピコピコが動きを止めた、僕はれいむを突いて問い掛ける。

「お前の巣はここか?」
「そ、そうでず……ここがれいむのおうちでず……」

僕はれいむを投げ捨てると、顔面から地面に落ちたれいむが顔を真っ赤にしてわんわんと泣き始めた。
いちいち痛がってるんじゃない、とれいむの顔面を蹴り飛ばして一喝すると、
れいむは泣くのを我慢する子供の様に唇を噛み絞めてぷるぷると震えた。

「んじゃれいむの家族を連れ出してきてね、ゆっくりするなよ」

悪魔の一言を聞いてれいむは恨めしそうに僕を見る、ぱちゅりーの事もあって言う事を聞かなければどうなるのか
頭の足りないれいむでもよく理解している様で、意を決して巣の方へ身体を向けるが微動だにせず進んで行こうとしない、
痺れを切らした僕は眉を吊り上げてれいむに凄みの効いた声で嗾けた。

「おい、早くしろ。ぐずぐずしてんじゃねーぞ」
「い、いやだよぉ、じ、じじいはぱちゅりーみたいにれいむのおちびちゃんたちにひどいごどずるぎなんでじょ!?」

こちらに向き直ったれいむは掠れた声で拒否の姿勢を示した。
勇気を振り絞ったその姿は、れいむだけはどうなってもいい、という覚悟を込めた物だと理解できる。

「ごろずなられいむをごろじでいっでね!!おちびじゃんだちはぐぞじじいがらまもるよ!!」

ぷくーっと膨れ上がってれいむは巣の前で仁王立ちをする、後ろでまだ深い眠りの中にいる我が子を想い
恐怖から今にも逃げ出しそうになるあんよをはっきりとした意志を持って押さえ込む。
僕はそれを見て、実に不愉快に大きく溜め息をついた。

「そういうのいいから……あーうぜぇ……」

僕は心底くだらないと嘲笑しつつリュックサックから鉄製の『のびーるアーム』を取り出す。
これは右手に装着するショベルカーのアームの縮小版みたいなもので、
握力計の様に取っ手の部分の握りを強くするとアームが折れ曲がり、逆に離すとアームが伸びる仕様だ。
更に親指の付近にアームの長さを調整するスイッチが付いている。
僕はのびーるアームを颯爽と右手に装備すると、巣の前で立ち塞がるれいむを蹴ってどかし、木の枝で蓋がされた巣穴を乱暴に抉じ開けた。

「ぞんなごどじでもむだだよ!!ぐぞじじいはゆっぐりじないででていってね!!」
「まぁ見てなって」

巣穴から内部を覗くも薄暗くてよく見えない、とりあえず僕は右手ののびーるアームを巣穴に突っ込むとスイッチを押して壁に突き当たるまで伸ばした。

「厄神様ドリルモード、オンッ!!」

人差し指付近のスイッチを押すと、のびーるアームからぎゅいんぎゅいんと強烈な機械音が鳴り響き回転し始める。
握っては離してを繰り返しながら左右に振って巣の中を掻き混ぜるのびーるアーム、そして――。

「ゆゆっ!?なにかさわがしいよ、まりさはまだねむ、ゆぎょぉ!?ゆぎゃぁあ”あ”あ”あ”あっ!!!!!」
「うるちゃいよっ、れいみゅはまだっ、ゆぎょぉおおっ!!!ゆべがっ!!!!ぎゅぶぎゅゆうううう!!!!」
「ゆうぅうああああん、おぎゃーじゃぁあん!!!おぎゃぁああああじゃあぁあああん!!!!」

突然巣の中で暴れ始めた鉄の大蛇が幸せな眠りの中にいたれいむの家族に襲い掛かる。
横で立ち尽くしたれいむの仏頂面はみるみるうちに青ざめていく、巣の中から上がる大切な家族の悲痛な叫びが容赦なしにれいむに伝えられていく。

「ぐぞじじい!!いまずぐやめでね!!ゆっぐりじないでやべであげでぇねえええ!!!おぢびじゃんが、でいぶのおちびじゃんがぁないでるよぉおおお!!」

巣を掻き乱す僕の腕にれいむは大きく膨れ上がって体当たりをするも、強靭な人間の腕にはまるで意味を成していない。
巣穴からおぞましい絶叫がする度にれいむは果敢に立ち上がり僕に向かい来る。
僕は無力なれいむを挑発するように見下して失笑し、ニタニタと頬を歪めて不敵な笑みを作った。

「ゆひぃいいい!!どうじでぇなのぉおお!?ゆぎょぉおおお!!」
「もっど、ゆっぎゅ……り……ゆぐえっ……」

意味を理解する間もなく高速回転するアーム部に身体を引き裂かれていくれいむの家族たち、内部の様子が伺えないのが難点だが
これは思った以上に面白いかもしれない、一通り荒らし尽くし泣き声が聴こえなくなった辺りでのびーるアームを巣から引き抜いた。

「ゆぁっ!!ゆがぁ”あ”あ”あ”ぁぁあん!!!!」

アームの先端を見てれいむがポロポロと涙を流して大口を開けた、僕もそれに視線を移すと
小さなれいむ種のリボンとまりさ種の帽子の切れ端が付着し、土とも餡子とも言えない黒い物体が一面にへばりついていた。
どろりと落ちる元ゆっくりであった物体、まるでミキサーで荒く混合したような感じだ。

「お、おちびしゃぁん……ま、まりさぁ!?ぞ、ぞんな……ぞんなぁあああああぁっ!!!」

れいむは勢い良く巣の中に入っていく、遅れてひきつれた叫びが木霊する。
巣の内情をその眼に焼付け、ぐちゃぐちゃになった家族と対面したのだろう。
実にいい気味だ、僕は巣の入り口近くに転がっている数個の石を拾って設置し、穴を塞ぐと土を被せて入念に固め
他のゆっくりが救出できないようにゆっくり撃退スプレーを土に掛け、更に粉状にした唐辛子を振り撒いた。
次はありすの巣に向かう為、箱からありすを取り出し歩き出す。
後ろからくぐもったれいむの声が微かに聞こえるが興味の全てを失った僕は、まるで存在を無視するかのように歩幅を大きく広げた。


ありすは巣を案内する途中、何度も唸り僕に恐る恐る救済を求めた。

「お、おにいさん、おねがいです……ありすのかぞくだけは、たすけ――」
「お前は今まで何見てたの?逆らったらどうなるかまだ分からないの?」
「ゆぎぃ!!」

頬を叩いてありすを黙らせるが、何度も何度もありすは家族の命の保証を求める。
あまりにもしつこかったので、一度かなり強めに殴りつけるとありすは巣の方向を示すのを止め押し黙ってしまった。
東の空の白みが濃くなっているのでそう時間もない、このまま誰かに見つかったらゆっくりを虐待する妙なお兄さんのレッテルが張られてしまう。
焦った僕は箱の中で伸びている、恐らく移動中の衝撃であちこち殴打され動けずにいるゆっくりまりさを掴み挙げた。

「ありすのおうちをゆっくりしないで教えるんだよ、教えたらまりさは開放してあげるよ」
「ゆゆっ!?ほ、ほんとうなのぜっ!?」

それを聞いたありすがカッと眼を見開きまりさに向かって左右に顔を振って「教えるな」の意を伝える。
まりさはそれを確かに見ていたが、身の安全と引いては家族に危害が及ばない事を天秤に掛けてあっさりと折れてしまった。

「……ありす、ごめんなのぜ……ありすのおうちはあそこなのぜっ……」

まりさはお下げを器用に立てて、公園の池の裏にある小さな窪みを差した。
それを見るや否や、ありすは顔を真っ赤にしてまりさを睨み付けた。

「ま、まりさぁああああ!!!なんでおしえちゃうのぉ!?ふざけないでよぉおおおお!!!」
「まりさはありすのぶんまでゆっくりするよ!ありすはゆっくりゆるしてね!!」

勝ち誇ったドヤ顔でまりさはありすを軽侮した。
信じていた友に裏切られたありすの傷は深く嗚咽を漏らして恨み言を呟いている。
そのありすの顔を無理矢理上に向かせて、僕は再び悪意のある笑みを浮かべて尋ねた。

「ありす、まりさのおうちはどこにあるのかなぁ?」
「ゆゆっ!!じ、じじい、な、なんでまりさのおうちをきくの!?ばかなの?しぬの?」

どういう意味なのか気付いたありすは同じようにニヤリと微笑み一度だけ冷淡な視線をまりさにぶつけると
自身の巣の近くの大きな石碑の横に立った1本の木を示した。

「ふーん、あそこね。ゆっくり理解したよぉ、いひひっ」

持ち上げたまりさを再び箱に戻すと、図られたと悟ったまりさは「約束を破らないでね」と無駄な戯言を繰り返している。
僕はありすの巣に辿り付くと、れいむと同じようにありすを放り家族を出すように命令した。

「……わかったわ……」

拒否すればどうなるのか前例を知っているありすは迷いつつも巣に潜り、家族を連れてくる。
どれだけの数が出てくるかと僕は期待していると、意外にも番のゆっくりれいむが1匹だけだった。

「あるぇ……ありすの家族って番だけなの?……」
「そうよっ!ありすとれいむだけだわ!」

あまりにガッカリして僕は唇を3の文字に宛がった様に尖らせて眼を細める。
嘘をついて子ゆっくりを巣に隠しているんじゃないかと勘繰り、巣穴にドリル全開ののびーるアームを近づけるも
ありすとれいむは別段焦った様子もないので、どうやら本当に番との2匹生活らしい。

「うーん、参ったなぁ」

僕がゆっくりのお家荒らしに想定している筋書きには、どうしても大家族でなければいけない。
この2匹では役不足、このまま開放するか池に放り込んでやろうか迷っていると、僕はある事に気付いた。
れいむの身体が番のありすよりもやや大きく動きが全体的に重い、そして口の下に小さな穴が開いている。
これらを統合して導き出される結論は、胎生型でにんしんしているゆっくりであるという事実だ。

「れいむって妊娠してるの?」

とりあえず確認の為にれいむに尋ねてみると、れいむは僕をどういう人間なのか知らずに嬉しそうに微笑んで頷いた。

「ゆゆっ?そうだよ、れいむはおかーさんになるんだよ!!おちびちゃんはゆっくりできるよ!!」
「なるほどねぇ」

野良ゆっくりの妊娠は大半が植物型だ、外敵が多い野外の生活ではどうしてもある程度の身軽さが必要で
胎生型の妊娠はリスキーな部分が多く恵まれた環境下でない限り有り得ない、その点かられいむはかなり貴重なレアゆっくりであると言えた。
悪巧みを考え付いた子供の様に僕は頬を緩めてにやりと、あくどい笑みを浮かべた。
なにか良からぬ事を考えていると見抜いたありすはれいむを連れて逃げ出そうとするが、
妊娠しているれいむは思うように動けず、あっさりと僕に捕まった。

「ゆゆっ!!おにーさん、なにするのっ!?ゆっくりしないではなすんだよっ!!れいむのぽんぽんさんにおちびちゃんがいるんだよ!!」
「れ、れいむっ!!に、にんげんのおにーさんっ!!れいむをはなしてあげてね!!!」
「胎生型妊娠のゆっくりで遊べるなんて今日はツイてるなぁ」

僕は舌なめずりをすると、2匹の言葉を無視しながら持ち上げたれいむの産道の穴付近へ左右に手を当てると、爪を立てて固定する。
小麦粉の肉を僕の爪が僅かに引っ掻き、れいむは小さく悲鳴を漏らした。

「ぐぞじじい!!ゆっぐりじないでばなじでぇ!!でいぶはにんじんじでるんだよぉおおお!!!」
「一度やってみたかったんだよなぁ、ふふふっ」

僕は手に力を込め、産道を勢い良く左右に引っ張る。
穴の上下に皹が入り、めりめりとゆっくりにとって不快な音と共に強引に割れていくれいむの小麦粉の肌。

「やべでぇえええ!!れいむになにずるのっ!!!」

ありすが足元で跳ね、僕を止めさせようと健気に体当たりしているが、痛くも痒くもないのでスルーして作業を続ける。
強い力で産道を引き裂かれていくれいむは涎を垂らして、しーしーを漏らして眼で拒絶を訴える。
僕はわざと分からない振りをして徐々に握力を込めていく。

「ゆぴぃいい!!お、おでがいっ、でいぶのっ、でいぶのぼんぼんざんをやぶがないでっ!!」

腹の中の子を案じて、母性の強いれいむは必死に哀訴するも僕は耳を傾けなかった。

「産まれろっ!!産まれろっ!!ほらほら産まれちゃえよっ!!」
「おひゃがいっ、やべっ、やべでっ!!おちびひゃっんはまひゃ、うま、うまれ、ゆぎょっ!!!」

僕は一押しにふんっと声を張り上げると限界点を超えたれいむの小麦粉が完全に割れてしまった。
内臓物を支える物が無くなり、重力に従ってぼたぼたとれいむの餡子、そして奇妙な物体が地面にべっとりと落ちた。

「ゆぎゃぁああああああああ!!!れいむっ!!!!れいむぅうううう!!!!!」
「ゆぎょっ、ゆぎょ……もっぎょ、ゆっぎゅり……じだが……だ……」

そう言い残してれいむは永遠のゆっくりへと旅立っていった、僕はれいむを捨てるとれいむの中から落ちてきた物体をまじまじと見つめた。

「うえっ、きめぇ」

それは赤ゆっくりになる前の、れいむの腹の中で成熟過程にあった胎児だった。
黄色い膜と共に落ちたそれに眼はなく、髪もお世辞程度にしかついていない。身体を保護していた膜越しに突いてみるとぶるんと一回震え動かなくなった。
他にも幾つか未成熟のゆっくりが強制的に吐き出された様であるが、どいつもこいつも顔のパーツが足りていない者ばかりだ。

「あははっ、なにこれ面白いー」

1匹1匹丁寧にのびーるアームの先端で潰しながら僕はゲラゲラと笑っていると、強い衝撃を受けて振り返った。
涙を流したまま凄まじい形相で僕を睨み付けたありすの姿がそこにあった。

「よぐもっ、よぐもありずのあがじゃんを!!よぐもありずのれいむをっ!!ぜっだいにゆるざないわっ!!ごろじでやる!!!」
「お前は馬鹿だなぁ……そこの出来損ないに夢中になってる間に逃げればよかったのに」

僕は体当たりをしようとしたありすを身を翻してあっさりとかわすと、背後からありすの髪を掴み
バスケットのロングシュートをする要領で、足のバネを駆使してありすを宙に放り投げた。
ふわりと放射線を描いてありすは跳んでいく、落ちる先は池の真ん中辺りだ。

バシャンッ――!!

水面に勢い良く叩きつけられたありすは直ぐに溺れ始める。
沈みゆく中でもありすは僕を睨み付けて、殺してやる、殺してやる、と最期まで恨んで消えていった。

「なかなかガッツのあるゆっくりだったね」

僕はありすの巣の入り口を塞いで、れいむの時と同じ調子で他のゆっくりが住めない様に施した。
残るはまりさだけだ、僕は怯えるまりさを担ぎ上げるとありすに教えられた巣にゆっくりと近付いていった。


たった1匹残されたまりさは従順そのものだった。
巣の前で放ち、呼んで来いと命令すれば一瞬の躊躇もなくまりさは巣に潜り込んだ。
もしかしたら友人であったありすをあっさりと見捨てた様に、家族も見捨てて自分だけは助かろうという算段なのかもしれない。
どちらにしても素直なまりさでいる以上は、危害を加える気は起きなかった。
暫く待っていると、巣穴から総勢12匹のゆっくりが僕の前に姿を現した。

「お、おにーさん……ま、まりさのかぞくをつれてきたのぜ!」

腫れ物を触るように僕のご機嫌伺い痛々しい作り笑いを浮かべるまりさと
まりさに呼び出されて叩き起こされた番のれいむとその子供たちは不満気に僕の足元に躍り出た。

「ゆゆっ!なんでにんげんさんがいるの?れいむたちのあんみんをぼうがいしないでね!!ゆっくりしないできえてね!!」
「くちょじじいはあみゃあみゃしゃんをよこしゅんだじぇ!まりちゃのどりぇいにしちぇやるのじぇ!!」
「ばかづらのくそじじいをみてるとゆっくりできないよ!!れいむたちはゆっくりしたいからじじいはさっさとしんでね!」

僕という人間がどういう種類の人間なのかまるで分かっていない一家は、自信満々にこちらに向けて挑発してきた。
罵倒の一切を無視してニコニコと微笑みまりさに目配せすると、面白いほどに引き攣った顔を作ったまりさが一家を静止した。

「や、やめるんだよ!!このおにーさんはとってもこわいにんげんさんなんだよ!!」
「まりさはなにいってるの?こんなぐずにんげんはれいむがぷくーっすればいちころだよ!!」
「おきゃーしゃんのいうとうりなのぜ!ぐずにんげんはさいきょーのまりささまでもたおせるのぜ!!」

馬鹿にされたままなのは癪に障る上に、このままではお家荒らしがスムーズに運ばないだろう。
僕は一家を黙らせるために、ペティナイフを取り出し子まりさをひょいと掴むとサクサクと皮を削り取っていった。

「ゆんゆんゆんしゃかゆゆんゆーん♪」

鼻歌交じりに子まりさの全身を抉っていく、子まりさは産まれて始めて味わう苦痛に
喉が潰れるのではないかと思わせる程の絶叫を上げた。

「ゆぎょぉおお!!いじゃあぁあああいぃいい!!ゆぎゃぁああああぁあぁあ!!!!」
「れいむのおちびじゃんになにずるのぉおおお!!!!ぐぞじじい、ゆっぐりしないではなぜぇええ!!!!」

れいむはぴょんぴょんと跳ねたり、体当たりしてみせたりと抗議しているが
僕は得意の下段蹴りでれいむを黙らせ林檎の皮を向く感じに子まりさを剥いでいく。
頬、背中、舌、髪、お下げ、片目、あんよ、ありとあらゆる部位の破壊を行って
子まりさを開放してやると、全身の痛みに悶えながら親を探して這いずり始めた。

「ゆひーっ……いじゃい……いじゃぃ……」
「おぢびじゃぁああああん!!!!!おがあざんがべーろべーろじであげるよぉおおお!!!

我が子を想い寄って来たれいむの前で僕は勢い良くペティナイフを振り下ろすと、子まりさを一瞬で串刺しにしてみせた。
中枢餡を抜かれた子まりさは泣き言の一つも漏らせず永遠のゆっくりに誘われた。

「どぉおおじでぇええええぞおぉおんなごどずるのおぉおおお!!!」

口の端を歪めて僕はれいむの視線に合わせる様にしゃがみ、片目だけを大きく見開くとれいむに尋ねた。

「んでさ、次はどいつにすんの?」

叫んでいたれいむが一瞬にして硬直した、この暢気で無知なれいむはようやく僕という人間を理解したようで、
一転してへらへらとまりさと同じ様な作り笑いを浮かべると、唐突に謝罪し始めた。

「で、でいぶがわるがっだよ!!ぐぞじ……お、おにーざん!ゆっぐりゆるじでね!!おねがいだよ!!」
「まりざもあやばるよぉ!!ぼ、ぼうまりざのおぢびじゃんをいじめないでぐだざいっ!!」

ゆっくりの土下座と言うべきか、頭を垂れて何度も地面に擦り付ける親2匹、その無様な姿を複雑な心情で子供たちは見つめていた。

「許してやるからそこで一列に並べ、並んだら絶対に動くなよ」
「わ、わがりまじだっ!!ならびまずっ!!」

親の号令に従ってゆっくりたちが僕の前で一列に並んだ、まるで軍隊の新兵を訓練させる軍曹にでもなった気分だ。
ともかく大人しくなった一家を背に僕は改めて、本来の目的であるゆっくりのお家荒らしを敢行した。
右手に装着したのびーるアームを巣の中に潜らせ、次々と中を抉り出していく。

「ゆがっ!!れ、れいむのたからものがっ!!」
「お、おちびじゃんしずかにしてるんだよ!!」

1匹の子れいむが掻き出した物の中にあった水色のビー玉を見て思わず声を漏らした。
どうやらこの土塗れのビー玉が子れいむの宝物らしい、構わず続けていると他にも幾つかゆっくりの日常品が掘り起こされる。
ペットボトルのキャップに小さな木材の破片、先ほどのビー玉から平べったい小石など
次々と巣の前に出される備品、家を荒らされたまりさ一家は並んだまま屈辱に耐えている。
最後に虫の死骸や花や草など、ゆっくりたちが貯蔵したご飯を引っ張り出し、僕は一連の作業を終えてそれらを鑑賞し始める。

「汚い物ばっかだな、お前ら本当にゴミ虫みたいな生活送ってるんだなぁ」
「……ッ!?」

何か言いたそうにれいむが唇を噛み締める、圧倒的な僕の力の前に平伏した彼らに言い返すだけの言葉はない。
僕は徐にビー玉を掴むと、子れいむの前に掲げて見せてやった。

「このビー玉お前の?」
「そうだよ!!れいむのたいせつなおたからだよ!!ゆっくりしないでかえしてね!!!」
「ふーん」

僕はビー玉を近くにあった公園が作られた記念に設置された石碑の台座に置くと、金槌を取り出して振り下ろし
ビー玉を木っ端微塵の硝子の破片に変えてやった。

「ゆうぁあああん!!!れいむのおだがらがっ!!な、なんでごどずるのぉおおお!!」
「お前らだって僕の家を乗っ取って好き放題やったじゃん、これはお返しだよ」
「ぞんなのじらないよぉおお!!!」

子れいむが知らないのも当たり前だ、これは家を荒らされた僕が八つ当たりで始めた事に過ぎないからだ。
しかしこうしている間にも日本中の罪のないお家がゆっくりたちによって蹂躙されているのだ。
被害の規模から考えてもゆっくり全体の罪として罰せられるのは当然の事だろう。

「このボトルキャップって何に使うの?」
「ぞ、ぞれはおみじゅさんをごーくごーくするどきにづがうんでず……」
「ふーん」

ビー玉と同じく金槌で粉砕すると、拉げたボトルキャップはぺっちゃんこに潰れて器としての機能を失った。

「ゆぐうっ……ゆぐっ……」

大切な物が次々と壊されていく、家族の思い出が容赦なく解体されていくのを黙って見守るしかない一家は涙して震えている。
ゴミ山を漁っていると中に布の切れ端を発見し、僕はそれを引っ張るとれいむ種の小汚いリボンがそこにあった。
それを見るなりれいむが列から抜けて、僕の前で頭を下げ始めた。

「ぞれはいぬざんにかまれでじんでじまっだ、でいぶのきゃわいいおぢびじゃんのがだみなんでずっ!!それだけはがえじでぐだざいっ!!おでがいじまずっ!!!」

どうやらそれは早くして亡くなったれいむの娘の形見であった。
これだけは失いたくないと必死のれいむは縋り付く様に僕に懇願する。
僕はそんな面白そうな物を無論返すつもりもなく、鋏を取り出しれいむに見せ付けるように細かく切り裂いてやった。

「ゆあぁっ!!ゆぁあああっ!!おぢびじゃんのがだみのおりぼんざんがっ!!!ゆぁぁああああああぁあぁああ!!!!!」
「残念だったね、また次の子供が死んだら大切にするといいよ!」

引き裂いた張本人の僕はニヤニヤと馬鹿にして笑って見せれいむを慰める。
お前にだけは言われたくないと、恨めしそうにれいむは僕を睨み付ける。
僕は一通り荒らす事が出来、満足を得たので最後に近くに穴を掘って全ての家財と食料をそこに入れると
バーベキュー等で使うゼリー状の着火剤をふんだんにぶっ掛けて、マッチで火を灯した。
直ぐに赤い炎を宿し、一家の思い出と命を繋ぐ保存食の全てが灰になっていった。

「すっきりー!超すっきりー!!」

目的を果たした僕は存分に優越感に浸りつつ、脱力して炎を見つめるゆっくりたちを尻目に巣の穴埋め作業に取り掛かった。
唐辛子とゆっくり撃退スプレーを駆使して同じように二度と立ち入れないように施錠すると、ゆっくりとその場を後にした。
このゆっくりたちは家を失い路頭に迷う、この夏の時期だ、ゆっくりの天敵の多さにどれだけ脱落し消えていくのかを想像しながら僕は爛々と心を弾ませ軽自動車に戻っていった。
残された11匹のゆっくりは刻一刻と迫り来る危機にまだ誰も気付いてはいない――。


全て焼き尽くされた悲しみに俯くまりさ一家、漏らした嗚咽が余計に惨めで情けなく思え
れいむは顔を真っ赤にしてそれを押し殺そうとしていた。
あの悪魔の様な人間の姿は既にない、ホッとまりさは胸を撫で下ろして
番のれいむや子供たちを巣に返そうとした時、ようやく自分たちの巣が塞がれている事実に気付いた。

「ゆゆっ!!まりさだちのおうちがなぐなっでるよ!!」
「ゆぅうあぁぁん!!もうおうぢにがえりだいよぉおお!!!」

まさに踏んだり蹴ったりの惨状に子供たちは伝染するように愚図り始め、
れいむも自尊心と最愛の子供と形見のリボンを陵辱された事が相当ショックだったようで未だに蹲っている。
まりさが空を見ると太陽が既に顔を覗かせ朝焼けの光が差し込んできていた。
すると公園の中央で人の声が聞こえ、あの人間が戻ってきたのではないかとまりさは植えつけられた恐怖からびくんっと身体を震わせる。
その方角を見ると先ほどの人間ではなく老人がラジカセを持って何かの準備を進めている最中だった。

「ま、まずいんだよ!らじおたいそうさんがはじまっちゃうのぜ!!みんな、ゆっくりしないでひなんするんだよ!!」

ラジオ体操と聞いて泣いていたゆっくりたちが顔を引き攣らせた、直ぐに皆で固まって移動を開始する。
まりさたちは何故かラジオ体操を恐怖の対象として捉えていた、それには訳があった。
それはラジオ体操にやってくる小学生がここらのゆっくりを捕まえて酷い遊びをやっているからで
先日不幸にも生け捕りにされたれいむ一家がサッカーボールの代わりに蹴り殺され、無残な骸として捨てられていたのだ。
まりさは急いでこのプレイスを仕切っている長であるぱちゅりーを頼って巣の前で呼びかける。
長ぱちゅりーの一家は既に明け方の狩りを終えており、悠々自適な二度寝を楽しんでいる最中だったようで寝ぼけたぱちゅりーが眠たそうに出迎えた。

「むきゅー?そんなにあわててどうしたの?」
「おさっ!たすけてほしいんだよ!!にんげんさんにおそわれてまりさたちのおうちがこわされちゃったんだよ!!」

まりさは明け方の出来事をぱちゅりーに教えると、ぱちゅりーは悲しそうに眼を伏せて故人の冥福を祈った。

「むきゅー……そんなことがあったのね……」
「そうなんだよ!!それでまりさたちをおさのおうちにいれてほしいんだよ!!」

長ぱちゅりーは一瞬言葉に困って固まると、ゆっくりと周囲を見回した。
総勢11匹のゆっくりが疲れ切った顔をして長ぱちゅりーに助けを求めている。
わざとらしく咳払いをした長ぱちゅりーはくるっと身体を捻って巣に戻ると蓋を閉め、巣の中から一家に返事を送った。

「さ、さすがにこのかずのゆっくりはぱちゅりーのおうちにはいらないわ!ほかをあたってね!!」
「どぉおおじでぞういぃうごぉどいぃうぅのぉおおお!?」

常識的に考えて11匹もの大家族を受け入れる余裕はどこの野良ゆっくりにもないだろう。
あの虐待お兄さんの狙いはまさにここにあった、まりさは次々に知人を頼って匿ってもらうよう頼むが、
11匹が枷となって受け入れを困難にさせていた。
お家回りの行脚が無駄であると悟った頃には、既に公園の中心に子供たちが集まり始めている時間にまで差し迫っていた。

「ま、まりさまずいよ!!もうらじおたいそうさんがはじまっちゃうよ!!」
「ゆー……ゆっくりしてるひまはないのぜ、みんなでこうえんをでよう!」
「ゆあぁあああん!!ゆっきゅちしちゃいよぉおおお!!!ゆっきゅちさせちぇよぉおおお!!」

駄々をこねる子供たちを宥め、まりさ一家は公園の裏手にある抜け穴から公道に飛び出す。
太陽の照り付ける光によってコンクリートの道は熱が増してきている、日中になればもっと酷い事になるだろう。
移動の遅い赤ゆっくりを帽子の上に乗せ行く宛てもなく彷徨う、と思われたがまりさ一家の命運は2人の人間の子供によって絶たれてしまった。

「あーっ!!ゆっくりがいるー!!けんちゃんっ!!ゆっくりがいるよ!!!捕まえようぜ!!」
「まじかよ!!ゆっくりしていってね!!ゆっくりしていってね!!!」

物凄い速さで背後から迫ってくる人間の子供たち、ひたすら「ゆっくりしていってね!」と繰り返し、
返事をする本能の部分を刺激された一家は逃げるよりも先に口が反応してしまい、あっという間に11匹は捕まってしまった。

「ゆひぃいいい!!にんげんざんのごどもざんっ!!まりざだちをみのがじでねっ!!おでがいだよっ!!」
「はいはいゆっくりゆっくりー、けんちゃん、11匹もいるけどどうするの?」
「急いで揉み上げとお下げを結んで輪を作るんだよ、そしてら手頃な枝に引っ掛けとこうぜ!」

家族たちは無慈悲な人間の子供たちに、揉み上げとお下げを強引に引っ張られ数匹で輪になる形で硬く結ばれる。
近くの枝に引っ掛け干し柿の様に一家を並べ、子供たちはラジオ体操に走っていった。

「いじゃいぃい!!まりさのおさげさんがのびちゃうよぉおおお!!おろじでよぉおお!!!」
「ゆぐっ、ゆぐっ!!れいみゅをもっちょゆっきゅりさせちぇよぉ!!」

捕まったままではれいむ一家の様に玩ばれて殺されるのは明白であると、まりさは脱出するために身体を揺らすが
揺らせば揺らすほど隣で揉み上げを結ばれた子れいむが痛がり、思うように身動きが取れなかった。

「れいむのぴこぴこさんがたがってるでしょおぉおお!!なにするのぉお!!」
「お、おちびちゃんごめんね!でもゆっくりしてるひまはないんだよ!ゆっくりりかいしたらがまんしてね!!」

ぶちぶちと子れいむの揉み上げを引き千切りながら、まりさはどうにかこの場から離れようとするも
ラジオ体操を終えた子供たちが、へらへらと笑いながら近付いて輪になったゆっくりたちを掴みあげた。
2人だと思っていた人間の子供は仲間を呼んで5人になっていた、手には昨日の花火で余った線香花火やらロケット花火が握られている。

「そっちの赤れいむ貸して!」
「どーするの?」
「ロケット花火に括りつけて飛ばすんだよ」

ロケット花火を地面に刺して火薬の入った頭を空に向ける、黄色い帽子を被ったリーダー格の少年は
輪ゴムで赤れいむをロケット花火の頭に括ると、皆を呼んで導火線にマッチで火をつけた。

「ゆぎっ!!おぎゃぁああじゃんだじゅげじぇええええ!!ゆっぎゅりできゅなぃいいい!!」
「でいぶのおちびじゃぁあん!!なにずるのっ!!やべであげでね!!!ゆっぐりじないでおろじでぇえ!!」

導火線はシュパシュパと散らばった音を奏でつつ火薬に到達し、ロケット花火は青く高い空に向かって飛び立った。

「ゆぅうあわぁわぁわああああぁああああぁん!!!!」

パァッン!!――。

甲高い爆発音と共に木っ端微塵に弾けた赤れいむ、それを見て子供たちはケラケラと大笑いあげて
残ったロケット花火に全ての赤ゆっくりを縛り付けて火を放った。
子供の無邪気な残虐性はあっという間にまりさの赤ゆっくりを空中分解させた。

「ゆあぁあぁっ!!おじびじゃんっ!!でいぶの、でいぶのおぢびじゃんがぁぁああ!!」
「おーっし次いってみようぜ!子れいむの四方針で固定して線香花火垂らしてやろうぜ!!」

昆虫の標本の様に、生きたまま四方を針で固定された子まりさは恐怖にボロボロと涙を流している。
頻りに親に向かって助けてと訴えているが、子供たちの輪に阻まれてその姿を確認する事も叶わない。

「それやりすぎじゃない?」
「この位じゃなきゃ派手さに欠けるじゃん、線香花火なんて女の花火だしよー」

少年は20本の束になった線香花火に一斉に火を付ける、小さな赤い玉は隣の玉とくっついて異様に大きくなり
ビー玉程の焔がパチッパチッと爆ぜている。
徐に子まりさの頭部の上にその巨大線香花火を持って、焼き切れて落下する時を少年たちはクスクスと笑いながら見守っていた。
子供たちの声に含みがあるのを知って、固定され頭上に巨大な火の玉を待ち受ける子まりさは悲鳴をあげる。

「だずげでぇええ!!ゆっぐりざぜでぇえええ!!」

ポトッと支えを部分が焼かれ落ちた線香花火が子まりさの頭上に直撃した。
一瞬で硝子細工を溶かすほどの高温はあっという間に子まりさの帽子を燃やし、髪を突き抜け、肌を破り、餡子を掻き分け、中枢餡を燃やし尽くした。

「ゆぎょぉおおおおぉおおお!!!ゆぎゃぁょぉおよおおぉおおお!!!!」
「あははっ、これっ最高じゃん!」

子ゆっくりたちも子供たちの玩具として酷い末路を辿り、それに飽きた子供たちは残った親れいむを使ってサッカーならぬゆッカーをし始めた。
まりさはれいむが死んだ後のストックとして、木の上にぶら下げられ虚ろな表情でゆッカーを勤しむ少年たちを見つめていた。
何十本の足がれいむを蹴り飛ばし、土を被ったれいむの顔面は擦り切れ膨れあがっている、もうどんな表情を浮かべているのかも察しが付かない。
一人の少年が公園のフェンスにれいむを蹴り飛ばすが、大きく的を外したれいむは民家の壁に激突してそのゆん生を呆気なく閉じた。
使い物にならなくなったれいむの代わりにまりさが捕まれる、次はまりさの番だった。
ただゆっくりしたかっただけなのに、家を失い、家族を失ったまりさは、何も考えずボールになる事に徹した。
激しい痛みも深い悲しみが緩和させてくれる、まりさは何もかも諦め蹴られ続ける。
まりさのゆん生の幕切れは、もう間も無くの事だろう――。



【おわり】


ゆっくりいじめSS・イラスト ※残虐描写注意!コメント(1)トラックバック(0)|

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コメント

19483:

子供がセンスあり過ぎて草

2016/05/22 22:03 | 名無しさん #- URL [ 編集 ]

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